中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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起承転結と序論・本論・結論

 「ホワイトエレファント(white elephant)が載っていること」。これが英和辞典を選ぶ目安だそうです。高校で、英語の先生から聞きました。論文の解説書には、このような目安はあるでしょうか。

 「起承転結」や「序論・本論・結論」に基づいて、論文の構成を解説している場合があります。反対の意味でホワイトエレファントかもしれません。両者ともに結論が文末にあるので、尾括型に限られます。また、文を並べる順序は示されていますが、承転からなぜ結になるか、本論からなぜ結論なるかがわかりません。

 起承転結の「転」には賛否両論があります。賛成派は、「転」で補強するという考えです。主張に対して反論や異論があるかもしれません。そこで、反対意見への対策を述べておく、というのです。反対派は、「転」がつながりを乱し、読者を混乱させるという考えです。ここでは、賛成の考え方をとり入れながら、「転」を「承」に含めることにします。

 では、古くからある「起承(転)結」と「序論・本論・結論」は、無用の長物(white elephant)なのでしょうか。考え方を変換すると使えそうです。文の並びを示すこれらの考え方と、問い・答え・理由の関係を比べてみましょう。起・序論は問いに、結・結論は答えに、承・本論は理由に対応させることができます。これにより、「文の並び」は、「問い・答え・理由」の論理関係に変わります。

 論文の論理と配置(並び)を分けて考えましょう。問い・答え・理由で論理を構成すると、構成した文章の配置は頭括型でも尾括型でも双括型でもよいわけです。

         (論理)    (配置)
    起・序論 ― 問い ┐  ┌ 頭括型
    結・結論 ― 答え |―→| 尾括型
    承・本論 ― 理由 ┘   └ 双括型


 問い・答え・理由の論理構成を、どのように文章配置するかは、論文の種類によります。小論文は、頭括型が向いています。結論もれの予防や、字数不足に対応できます。卒業論文などは、尾括型が多いといえます。目次構成が決まっていることが多いからです。


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