中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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論文作成1−問いを立てる

 論文作成のプロセスにそって、論文を作成してみましょう。主題は、芭蕉の句「しづかさや 岩にしみ入るせみの声」です。

問 い 本質化 論理構成 配置決め 文章化

 松尾芭蕉は、『奥の細道』で山寺をたずねました。そのときの様子を『要説 奥の細道』(日栄社)から引用します(注は筆者)。

 山形領に立石寺(りっしゃくじ)といふ山寺あり。慈覚大師の開基にして、ことに清閑の地なり。一見すべきよし、人々の勧むるによって、尾花沢よりとつて返し、その間七里ばかりなり。日いまだ暮れず。ふもとの坊に宿借りおきて、山上の堂に登る。岩に巌(いはほ)を重ねて山とし、松柏(注:松杉類)年ふり、土石老いて苔なめらかに、岩上の院々とびらを閉じて物の音聞こえず。岸をめぐり岩をはひて仏閣を拝し、佳景寂寞(注:じゃくまく−静まりかえった様子)として心すみゆくのみ覚ゆ。
 しづかさや 岩にしみ入るせみの声

 この句が詠まれた立石寺は山形市の山寺(仙山線山寺駅近く)にあります。詠まれた日付は元禄2年5月27日です。

 「せみ」は夏の季語です。「日いまだ暮れず」から、夏の夕方に「岩にしみ入るセミの声」を芭蕉は聞いたようです。では、どんなせみの声を聞いたのでしょう。このセミは何ゼミなのでしょうか。


参考文献
日栄社編集所:要説 奥の細道、日栄社


 次回に続く

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