中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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昔話を推理する

 なぜ、おじいさんとおばあさんなのでしょうか。あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。――これは桃太郎の昔話です。調べてみると、桃太郎のほかに、かぐや姫や一寸法師、花咲かじいさんにも、おじいさんとおばあさんが登場します。

 あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。(桃太郎)
 かぐや姫と名づけられ、おじいさんとおばあさんに大切に育てられました。(かぐや姫)
 むかしむかし、おじいさんとおばあさんがいました。(一寸法師)
 むかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。(花咲かじいさん)


 昔話のおじいさんとおばあさんは、子供を授かり育てます。桃太郎は桃から生まれ、かぐや姫は竹から生まれ、一寸法師はおばあさんから生まれました。ただし、花咲かじいさんとおばあさんには子供がいないので、犬のシロをかわいがっていました。

 ふつうは、お父さんとお母さんが子供を授かって育てます。おばあさんから一寸法師が生まれるのも不自然です。

 ほんとうは、おじいさんはお父さんのことでで、おばあさんはお母さんのことではないでしょうか。昔話は、話す人(語部:かたりべ)と聞く人の連鎖によって、語り継がれています。おばあさん(または、おじいさん)が語り、子供が聞きます。

 おばあさんは、自分がお母さんだったころに重ねせて語り、子供は、昔話のおばあさんと眼前のおばあさんを同一視して聞いているのではないでしょうか。これによってイメージがわき、臨場感が高まると考えることができます。また、おじいさんとおばあさんが、どんなに子供を大切に思っているかも伝わります。

参考文献
小学館スクウェア:ぐりこえほん、江崎グリコ
「ももたろう」「かぐやひめ」「いっすんぼうし」「はなさかじいさん」


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