中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
<< October 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< ことわざの練習5 | 最新へ | 敬語の使い分け2 >>

敬語の使い分け

 主語を補うことによって敬語の適否がわかります。公立高校の入試問題で、敬語の使い方が出題されていました〔1〕。

問題: 次の文章は、遠方に転居した中学生のAさんが、以前通っていた学校の先生にあてて書いた手紙の一部である。文中の下線について、敬語の使い方が適切でないものを一つ選びなさい。

 わたしは、思っていたよりも早く、こちらの生活に慣れることができました。新しい学校の友達や近所の方たちもみな親切で、両親もよいところに引っ越すことができたと申しております。ただ、先生からうかがっていたとおり、十二月になっても暖かい日が多いので驚いています。そちらでは、まだ霜はおりていらっしゃいませんか。こちらは年に一度もないのだそうです。
 また、そちらとは違った自然の風景を写真に撮って同封しましたのでご覧ください

 ここでは敬語を、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3分類で説明します〔2〕。尊敬語は相手を高め、謙譲語は自分を低める表現です。丁寧語は「です」「ます」のような丁寧な表現です。尊敬語や謙譲語の直前に主語を補うと、使い方が正しいか調べることができます。

1.両親も申しております 
 正しい。主語(身内である両親)を低める謙譲語になっています。 言う→申す

2.わたしがうかがっていた
 正しい。主語(わたし)を低める謙譲語になっています。 聞く→うかがう

3.霜はおりていらっしゃいませんか
 誤り。主語である「霜」を高める尊敬語になっています。「おりていませんか」 または 「おりていないですか」(丁寧語)にします。 

4.先生がご覧ください
 正しい。主語(先生)を高める尊敬語になっていいます。 見る→ご覧になる

 敬語に注目しましょう。2007年2月の新聞に、「敬語5分類に細分化 丁重語・美化語 新設」という記事が掲載されました。2006年の高校入試では、グラフから作文する三つの問題に敬語が取り上げられています。

参考文献
1.『読売新聞』 公立高校入試特集・神奈川 (2007年2月23日朝刊)
2.『読売新聞』 敬語5分類に細分化 丁重語・美化語 新設 (2007年2月2日朝刊)


- | 中学からの作文・論文 ホーム | comments(0) | - | permalink

この記事に対するコメント

コメントする









中学からの作文・論文 プロセス
関連学習  コメント  メルマガ