中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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疑問が解けるとき

 一期一会です。疑問をもち、疑問をもち続けると、突然そのときがやってきます。偶然の機会を逃さず、答えに結びつけましょう。

 長野県に経ヶ岳という山があります。伊那市の北西10数kmにあり、高さは2296mです。この山に登ったときに、いままでの疑問が解けました。

 9月20日、経ヶ岳を最短経路で登ろうと、荒廃した林道の終点から分け入ったところ、背丈ほどある笹が密生していました。笹やぶから脱出し、カラマツ林を進むと、見晴らしのよい尾根に出ました。
 そこには、「望郷」と刻まれた石碑がありました。台風が通過したあとの青空のもと、北を背に、左手に南アルプス(赤石山脈)、正面に中央アルプス(木曽山脈)木曽駒ヶ岳、右手に木曽御嶽山がそびえています。見下ろすと、伊那谷には黄色の稲田が一面に広がっています。

 このとき、伊那谷は稲谷であり、伊那は稲であると気がつきました。伊那という地名が変わっているので、不思議に思っていたのです。

 伊那は米と深くかかわっています。深田クラブの『日本二百名山』をあらためて読むと、「峠道が開通し、伊那の米を馬の背に運んだ馬子たちが、口ずさんだ歌がのちの伊那節になったといわれている」とあります〔1〕。「信濃の民謡:伊那節 いなぶし」によると、歌詞「木曽へ木曽へと つけ出す米は 伊那や高遠の 伊那や高遠の なみだ米」は、「木曽は米の生育に適した土地が少なく産米が少なかったため、古くから伊那谷の上伊那地方から米を木曽地方に運んでいた」と解説されています〔2〕。


参考文献
1.深田クラブ:日本二百名山、昭文社
2.信濃の民謡:伊那節 いなぶし (2007年3月7日参照)


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