中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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語順をそろえて書く

 対応することばの順序を同じにしましょう。たとえば、「山紫水明とは、山は紫にかすみ、水は澄み切っていることをいう」では、山→水の順序が守られています。出現順序を統一することによって、読みやすく、理解しやすくなります。

 つぎの文章は、竹内 均編 『理科系雑学』の一部です。日本酒の甘口・辛口について、同じ語順で書かれています。

 甘口か辛口か一発でわかる「日本酒度」とは?

 アルコールの度数とは別ものの日本酒度。ほとんどのラベルに表示されているのに、あまり気にとめない人が多いようですが、実はこれ、甘口か辛口かを見分ける目安となるもの。覚えておいて損はありません。
 日本酒は麹(こうじ)と酵母で醗酵させてつくりますが、この麹と酵母のさじかげんこそが、甘・辛を分ける決め手となるもの。麹を多くすれば甘くなり、酵母を多くすれば辛口になります。また比重を見てみると、甘口になると水より重く、辛口は水より軽くなります。
 そこで、水の比重を基準にした甘・辛の目安の表示ができました。それがこの日本酒度なのです。
 日本酒度の読み取り方は、理屈さえわかればとても簡単。摂氏15度の水の比重をゼロとしているので、それより重い酒、つまり甘口がマイナス、軽い辛口がプラスになります。
 ただし、甘口の酒の中には、麹をケチッて醸造用の砂糖で甘みを出したものもありますから、「純米醸造」または「本醸造」であることを確認して選ばなくては。

 この文章は、みごとに語順がそろっています。日本酒度を表す甘口・辛口を、甘口→辛口の順に説明しています。日本酒をつくる麹と酵母を、麹(が多いと甘く)→酵母(が多いと辛く)の順に説明しています。比重の説明も、甘口→辛口の順です。


参考文献
1.竹内 均編 :理科系雑学、知的生きかた文庫


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