中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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ことわざを使った文章1

 日本には5000種くらいのキノコが分布しているそうです〔1〕。和名がついて研究されているのが1500種で、このうち食べられるキノコは多くて200種、ドクキノコは30〜50種ということです。もし、おいしそうなキノコを見つけた場合、あなたは食べてみますか。

 君子危うきに近寄らず。ふつうは食べないですね。なぜなら、
(1−200/5000)×100=96%の確率で、食べられるか不明、またはドクキノコだからです。

 ことわざを的確に使った寸評が、新聞にのっていました〔2〕。かっこ<  >内にあてはまるものを、語群から選んでみてください。

 <     >を小出しにしているようにみえる。インフルエンザの治療薬「タミフル」の扱いのこと。春分を過ぎてもなお流行中だから始末が悪い。
 「タミフル服用の有無にかかわらず、インフルエンザと診断された未成年者について2日間は目を離さないこと」 先月28日に厚労省が出した注意喚起が1本目の杖だった。
 2本目は20日。今度は「10代に限りタミフルの使用を中止する」という措置。深夜の発表であわてての印象が強い。12歳男児が自宅ベランダから飛び降りたという新たな事例が報告されたためだった。
 因果関係は依然「否定的」のままの方針転換。これまで公表されなかった事例も明らかにされた。成人の転落・転倒も7件。「10代に限り」には疑問の声も上がった。
 9歳や20歳はとりわけ悩むだろう。タミフルには「画期的な特効薬」の評価もある。不足を心配して備蓄に努めた経緯もある。使っても使わなくても不安。一線の医師も患者も判断が難しい。
 そんな際に異常行動の事例まで小出しは頂けない。判断の材料を隠してはならない。
(区切りの表記を、句点と段落に変えています)

〔語群〕
 一時が万事
 他山の石
 臭い物にふた
 五里霧中
 良薬は口に苦し
 千載一遇
 青天のへきれき
 論より証拠
 医者の不養生
 付和雷同
 あぶない橋を渡る
 水魚の交わり
 竜頭蛇尾
 転ばぬ先の杖
 灯台もと暗し
 対岸の火事
 ああ言えばこう言う


参考文献
1.山口昭彦解説:山の幸 「きのこ」、山と渓谷社
2.読売新聞:「よみうり寸評」、2007年3月22日夕刊

 つづく

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