中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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ミルとタミフル 2

 因果関係の推理について、ジョン・スチュアート・ミルの一致差異法、共変法、剰余法について説明します。

3.一致差異法
 一致法と差異法を併用するので、推理はより確実になります。現象Aが、事象abcのもとで発生し、abとacではAが発生し(一致)、bcではAが発生しないとき(差異)、現象Aの原因をaとみなします。
  (abc→A)で(ab→A)で(ac→A)で(bc→−A)→(a→A)?

例3: インフルエンザ罹患をa、タミフル服用をb、異常行動をAとします。事象abでAが発生し、bのときにAが発生し、aでないときはAが発生しないなら、b→Aであろうと推理できます。
 (ab→A)で(b→A)で(−a→−A)→(b→A)?

4.共変法
 現象Aが、事象abcのもとで発生し、abcうちのaだけを変化させたときに、Aが変化するならば、現象Aの原因をaとみなします。
 (abc→A)で(bc固定)で(a変化→A変化)→(a→A)?

例4: 共変法は実験で使われています。たとえば、導線の抵抗をR、温度T、電圧をE、電流をIとします。RTEのもとで電流Iが流れ、RとTは固定して、Eを変化させるとIが変化するなら、Iの原因はEとみなせます。
 (RTE→I)で(RT固定)で(E変化→I変化)→(E→I)?

    

5.剰余法
 現象ABCが、事象abcのもとで発生し、Bの原因がb、Cの原因がcのときに、現象Aの原因をaとみなします。
 (abc→ABC)で(b→B)で(c→C)→(a→A)?

例5: できあがった本に誤りABが多いことがわかった。ABの原因は、原稿の誤りaと印刷の誤りbが考えられる。印刷の誤りは本にない(B)ので、原稿の誤りaが原因であろう。
 (ab→AB)で(b→B)→(a→A)

 剰余法は消去法に似ています。 (aかb)で(−b)→a


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