中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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テン(読点)を打つ練習 4

 テンを打つことによって、文の意味をはっきりさせましょう。テンには、前後のことばを分け、ことばの結合を強める働きをします。

 テンの有無や語順によって意味が変わります。Aは、楽しそうなのが彼女かラッコか曖昧です。Bは、ラッコが楽しそうで、CとDは彼女が楽しそうです。
A 彼女は楽しそうに貝をもつラッコを見ていた。 
   (楽しそうなのは、彼女かラッコか不明)
B 彼女は、楽しそうに貝をもつラッコを見ていた。
   (楽しそうなのはラッコ)
C 彼女は楽しそうに、貝をもつラッコを見ていた。
   (楽しそうなのは彼女)
D 楽しそうに貝をもつラッコを彼女は見ていた。
   (楽しそうなのは彼女)

 テンの打ち方を示します。

語順をきめる。 (度合・時間・空間順)
(彼女は楽しそうに  貝をもつラッコを) 見ていた。
短い語が先の場合、テンを打つ。
彼女は、楽しそうに貝をもつラッコを見ていた。
(意味:ラッコが楽しそう)
前の語と後の名詞がつながって意味が変わる場合、
間にテンを打つ。

彼女は楽しそうに、貝をもつラッコを見ていた。
(意味:彼女が楽しそう)


問題と解答

 次の文を読み、アとイ条件に従ってテンを一つ打ってください。

1.兄は妹と犬の名前を呼んだ。
ア 妹と犬が見つからない。
 兄は、妹と犬の名前を呼んだ。  (「兄」 「妹と」を分離)
イ 兄妹は犬をさがしている。
 兄は妹と、犬の名前を呼んだ。  (「妹と」 「犬」を分離)

2.悠太はゆっくりと歩く友だちに話しかけた。
ア 友だちがゆっくり歩いている。
 悠太は、ゆっくりと歩く友だちに話しかけた。 
イ 悠太はゆっくり話しかけた。
 悠太はゆっくりと、歩く友だちに話しかけた。  (「ゆっくりと」 「歩く」を分離)

3.台風が去った夜空には星が輝いていた。
ア 台風が去った夜のできごと。
 台風が去った夜、空には星が輝いていた。  (「夜」 「空」を分離)
イ 夕方までに台風は去った。
 台風が去った夜空には、星が輝いていた。 (「夜空」の結合強化)

4.納得がいかない家族への説明だった。
ア 説明が納得いかない。
 納得がいかない、家族への説明だった。  (「納得がいかない」 「家族」を分離)
イ 家族が納得していない。
 納得がいかない家族への、説明だった。  (「納得がいかない」 「家族」を結合強化)

5.いつも渡る村人の大事な橋が流された。
ア 特定の村人にとって大事な橋。
 いつも渡る村人の、大事な橋が流された。  (「 いつも」 「渡る村人」を結合強化)
イ 村人みんなにとって大事な橋。
 いつも渡る、村人の大事な橋が流された。  (「いつも渡る」 「村人」を分離)
 
6.横浜は東京のように蒸し暑くない。
ア 東京は蒸し暑い。
 横浜は、東京のように蒸し暑くない。 
イ 横浜も東京も蒸し暑くない。
 横浜は東京のように、蒸し暑くない。  (「横浜は」 「東京のように」を結合強化)

7.大きな川の魚を釣ることができた。
ア 釣った魚は大きい。
 大きな、川の魚を釣ることができた。  (「大きな」 「川」を分離)
イ 釣った魚は大きくない。
 大きな川の、魚を釣ることができた。  (「大きな」 「川」を結合強化)

8.彼女は楽しそうに貝をもつラッコを見ていた。
ア 楽しそうなのはラッコ。
 彼女は、楽しそうに貝をもつラッコを見ていた。 
イ 彼女が楽しそうにしている。
 彼女は楽しそうに、貝をもつラッコを見ていた。  (「楽しそうに」 「貝を持つ」を分離)


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