かぎかっこの使い方 2
かぎかっこは、発言を引用したり、語句を強調することができます。新聞記事から事例を紹介します〔1〕。
1.発言を用いる
話したことばを「かぎかっこ」でくくり、文中で使うことができます。
「私? 17歳よ」と言った少女は小柄でやせていた。(書き出しです。大人の文章では、「 」内の終わりにマルはありません)
「父親はいない」「学校を辞め3年前からここで働いている」。ラジェシワリさんは手を休めずに語る。(発言を取り出して並べています)
ラジェシワリさんに「将来の夢は」と聞くと、「夢なんかない。仕事を続けるだけ」と乾いた声で言う。(小説などでは、行を変えて会話を書いています。字数は増えませんが、文中に会話を組み込みましょう)
関係者は「シバカシ村一帯では、子供が約15万人働いている」と証言する。(発言を引用し、言いたいことを補強することができます)
ジョン・デバラジ氏は、「子供なら、賃金は大人の半分以下」と指摘する。(文献から引用する場合も、「 」でくくります)
2.語句を強める
文中の語句を「かぎかっこ」でくくり、強調することができます。多用すると読みにくく、あれもこれも強調になってしまいます。
インドは「児童労働大国」として名高い。(「 」はなくても読めますが、あるほうが目立ちます)
経済大国に変容をとげつつあるインドの「別の顔」だ。(「 」による強調は、必要な場合に限りましょう。)
参考文献
読売新聞 2007年5月25日朝刊 「児童労働次代にツケ」
1.発言を用いる
話したことばを「かぎかっこ」でくくり、文中で使うことができます。
「私? 17歳よ」と言った少女は小柄でやせていた。(書き出しです。大人の文章では、「 」内の終わりにマルはありません)
「父親はいない」「学校を辞め3年前からここで働いている」。ラジェシワリさんは手を休めずに語る。(発言を取り出して並べています)
ラジェシワリさんに「将来の夢は」と聞くと、「夢なんかない。仕事を続けるだけ」と乾いた声で言う。(小説などでは、行を変えて会話を書いています。字数は増えませんが、文中に会話を組み込みましょう)
関係者は「シバカシ村一帯では、子供が約15万人働いている」と証言する。(発言を引用し、言いたいことを補強することができます)
ジョン・デバラジ氏は、「子供なら、賃金は大人の半分以下」と指摘する。(文献から引用する場合も、「 」でくくります)
2.語句を強める
文中の語句を「かぎかっこ」でくくり、強調することができます。多用すると読みにくく、あれもこれも強調になってしまいます。
インドは「児童労働大国」として名高い。(「 」はなくても読めますが、あるほうが目立ちます)
経済大国に変容をとげつつあるインドの「別の顔」だ。(「 」による強調は、必要な場合に限りましょう。)
参考文献
読売新聞 2007年5月25日朝刊 「児童労働次代にツケ」
この記事に対するコメント