作文1−問いを立てる
作文のプロセスにそって、作文を書いてみましょう。主題は「思い出」とします。
○○について作文を書くとき、○○を主題といいます。犬についての作文なら、犬が主題です。主題はドイツ語でテーマといい、英語ではtheme(スィーム)です。
主題には、書いた人の「言いたいこと」という意味もあります。本稿では「○○について」の意味で使います。
主題をもとに問いを立てます。作文は自分も含めて、だれかに読んでもらうために書きます。自分の体験や感動の中から、ほかの人も疑問に思ったり、なるほどと思うような問いと答えを選びだしましょう。
意外なこと、うまくいったこと、感心したこと、喜怒哀楽などの問いを次に示します。主題について、これらの問いから答えを見つけてみましょう。
たとえば筆者の「思い出」の中で、「悲しいと思ったことは」、ウサギを山に放したことです。かりに、「ウサギ」をとりあげてみます。ほかの問いも調べてみましょう。
あれっと思ったことは? ウサギは鳴く。
はっとしたことは? じゅうたんの上にした自分のフンを食べた。
不思議だったことは? 満月の夜に飛びはねる。
まずいと思ったことは? 臭いと音が近所に迷惑をかけた。
こうしようと思ったことは? ウサギを放そうと思った。
作文には、知られていないことや、役にたつことを書きましょう。それは、読んでいただいた人への、お土産のようなものです。
問いの答えを確かめます。「ウサギが鳴く」「フンを食べる」「満月に飛びはねる」は、新規性がありそうです。飼ったウサギを山に放すことはどういうことか、を伝えることに有用性がありそうです。そこで、「ウサギ」の作文を書くことにします。
問 い | → | 本質化 | → | 論理構成 | → | 配置決め | → | 文章化 |
○○について作文を書くとき、○○を主題といいます。犬についての作文なら、犬が主題です。主題はドイツ語でテーマといい、英語ではtheme(スィーム)です。
主題には、書いた人の「言いたいこと」という意味もあります。本稿では「○○について」の意味で使います。
主題をもとに問いを立てます。作文は自分も含めて、だれかに読んでもらうために書きます。自分の体験や感動の中から、ほかの人も疑問に思ったり、なるほどと思うような問いと答えを選びだしましょう。
意外なこと、うまくいったこと、感心したこと、喜怒哀楽などの問いを次に示します。主題について、これらの問いから答えを見つけてみましょう。
意外 あれっと思ったことは何? おやっと思ったことは何? はっとしたことは何? 不思議だと思ったことは何? 変だと思ったことは何? おかしいと思ったことは何? あやしいと思ったことは何? 成否 得をしたと思ったことは何? 助かったと思ったことは何? まずいと思ったことは何? 失敗したと思ったことは何? 困ったとと思ったことは何? 判断 こうしようと思ったことは何? こうしたほうがよいと思ったことは何? これはよくないと思ったことは何? |
感心 これはすごいと思ったことは何? これはいいと思ったことは何? へーと思ったことは何? なるほどと思ったことは何? 関心 はやっていることは何? 話題になっていることは何? 知りたいと思っていることは何? 疑問に思っていることは何? 情感 うれしいと思ったことは何? 怒ったことは何? くやしいと思ったことは何? 悲しいと思ったことは何? かわいそうだと思ったことは何? 楽しいと思ったことは何? わくわくしたことは何? |
たとえば筆者の「思い出」の中で、「悲しいと思ったことは」、ウサギを山に放したことです。かりに、「ウサギ」をとりあげてみます。ほかの問いも調べてみましょう。
あれっと思ったことは? ウサギは鳴く。
はっとしたことは? じゅうたんの上にした自分のフンを食べた。
不思議だったことは? 満月の夜に飛びはねる。
まずいと思ったことは? 臭いと音が近所に迷惑をかけた。
こうしようと思ったことは? ウサギを放そうと思った。
作文には、知られていないことや、役にたつことを書きましょう。それは、読んでいただいた人への、お土産のようなものです。
問いの答えを確かめます。「ウサギが鳴く」「フンを食べる」「満月に飛びはねる」は、新規性がありそうです。飼ったウサギを山に放すことはどういうことか、を伝えることに有用性がありそうです。そこで、「ウサギ」の作文を書くことにします。
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