中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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作文4−配置を決める

 作文にかぎらず、映画・音楽・絵画などの作品は、ふつうは何かを伝える目的があります。いいかえると、伝える目的の手段として、作品があるといえます。論文の目的は、自分の考えの妥当性や新規性・有用性を伝えることです。作文はどうでしょうか。

問 い 本質化 論理構成 配置決め 文章化

 作文は、感動した体験や喜怒哀楽の感情などを伝える目的があります。伝えたい体験や気持ちを「結論」とすると、「結論」をどこに書くか(配置)によって作文が異なります。配置には、結論の位置によって、頭括型・尾括型・双括型・中括型・無括型があります〔1〕。無括型だけは結論を書きません。たとえば、マンゴーを食べた結論を「美味しかった」とします。例をしめすので、結論の位置を確かめてください。

 頭括型 美味しかった。マンゴーを食べた。マンゴーの様子。
 尾括型 マンゴーを食べた。マンゴーの様子。美味しかった。
 双括型 美味しかった。マンゴーを食べた。マンゴーの様子。美味しかった。
 中括型 マンゴーを食べた。美味しかった。マンゴーの様子。
 無括型 マンゴーを食べた。マンゴーの様子。

 できるだけ新規性・有用性のある作文にしましょう。「問いを立てる」で、知られていないこと、役に立ちそうなことを抽出し、伝えることにしました。
 新規性 ウサギが鳴く。フンを食べる。満月に飛びはねる。
 有用性 飼ったウサギを山に放さない。

 この作文では、論理構成と配置は同じです。新規性については、文章の途中に書き(中括型)、有用性については、書かないことにします(無括型)。書かない理由は、「放さないようにしよう」「悲しいことだ」と直接書くよりも、余韻を残して伝えたいからです〔2〕。

 論理構成=配置
  ウサギをなぜ飼ったか?(時間順)
   夜店で買ったウサギの子どもを弟がもってきた。
   自分では飼えないという。
   やむを得ず、育てることにした。
  
どのようなウサギか?(補足)
   ウサギの目は黒く、薄茶色の毛をした雄だ。
   名前を「チョン」という。
   怒ると「ブッ」と鳴く。
   じゅうたんの上にしたフンを食べる。
  
ウサギはどうなったか?(時間順)
   チョンを連れて引っ越した。
   動物は飼えないことになっている。
   ウサギの尿は臭う。
   成熟し、満月の夜になると興奮して飛びはねた。
   近所から苦情がきた。
   山に放した。
   会うことはなかった。



参考文献
1.頭括型・尾括型・双括型で書く
2.無括型の文章


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