中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
<< August 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 作文4−配置を決める | 最新へ | 卒業後のシナリオ >>

作文5−文章にする

 構成の配置が決まったので、構成をもとに文章にしていきます。

問 い 本質化 論理構成 配置決め 文章化

 構成の´↓を段落に対応させます。さらに、場面が変わったときは、段落を分けることにします。

 構成
  .Ε汽をなぜ飼ったか?(時間順)
   夜店で買ったウサギの子どもを弟がもってきた。
   自分では飼えないという。
   やむを得ず、育てることにした。
  
△匹里茲Δ淵Ε汽か?(補足)
   ウサギの目は黒く、薄茶色の毛をした雄だ。
   名前を「チョン」という。
   怒ると「ブッ」と鳴く。
   じゅうたんの上にしたフンを食べる。
  
ウサギはどうなったか?(時間順)
   チョンを連れて引っ越した。
   動物は飼えないことになっている。
   ウサギの尿は臭う。
   成熟し、満月の夜になると興奮して飛びはねた。
   近所から苦情がきた。
   山に放した。
   会うことはなかった。


 つぎのような作文を書くことができます。

    野ウサギ
 夜店で買ったというウサギの子どもを弟がもってきた。自分では
 飼えないという。やむを得ず、育てることにした。
 ウサギの目は黒く、薄茶色の毛をした雄だ。名前をチョンという。
 ときどき、鳥かごから出していっしょに遊ぶ。仰向けにして足を上げ
 ると、じっとしている。均衡がくずれて起き上がると、「ブッ」と鳴い
 て追いかけてくる。怒っているのだ。
  じゅうたんの上に、一つ二つ丸いフンをしたことがある。鼻先をフ
 ンに近づけ、「だめだぞ」というと、困った顔をしてフンを食べてしま
 った。それ以来、フンを落としたときは、自分で始末している。
 チョンを連れて団地に引っ越した。そこでは、動物は飼えないこ
 とになっている。鳥カゴに入れてベランダに置いた。ふだんは鳴か
 ないので、近所には迷惑をかけないだろう。餌は、野菜とペレットを
 与えている。ウサギの尿は臭うので、カゴの引き出しを毎日きれい
 にしなければならない。
  ある夜、ベランダから響きわたるような音が何度もした。ようすを
 見にいくと、カゴの下に敷いてあるスノコ板を、後足で蹴っている。
 満月が、ウサギを明るく照らしていた。
  チョンはアゴが二重になり、大人のネコくらいになった。尿の臭い
 はあいかわらずで、一匹だけの雄ウサギは、満月の夜になると興
 奮して跳ねた。
  近所から苦情がきて、チョンを飼うことができなくなった。車の後
 部座席にのせ、山に向かった。わかっているのか、チョンは元気が
 ない。
  林道を走り、ヤマメのいる渓流の横に車をとめた。ここには、クマ
 やシカやカモシカがいる。チョンを抱いて、流れの横に生えるスズタ
 ケの中におろす。いつも食べているペレットを置く。チョンは振り返る
 ことなく、茂みの中に消えていった。
  何週間か過ぎ、放した場所に行った。名前を呼んだが、姿を見せ
 ることはなかった。


 問い→本質化→論理構成→配置→文章化 の各段階で、見直しをしましょう。作文の修正を少なくすることができます。

 作文のプロセスは、自分にあわせて簡略化することができます。たとえば、箇条書きや図解したメモから、直接書くこともできます。しかし、思いついたことをそのまま書くのは避けましょう〔1〕。


参考文献
1.連想による作文と構成による作文


- | 中学からの作文・論文 ホーム | comments(0) | - | permalink

この記事に対するコメント

コメントする









中学からの作文・論文 プロセス
関連学習  コメント  メルマガ