中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
<< September 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 漢字が多い文章 | 最新へ | 琵琶湖の問題解決1 >>

瓢箪からコマ

 思いもかけない回答もありました。「瓢箪(ひょうたん)からコマが出る」の「コマ」とは何かを、コマの例を示さずに、社会人20名にメールで質問しました。複数回答の結果は多い順に、将棋の駒、遊具の独楽、馬の駒、米、熊でした。

 この諺は、思いがけないところから思いがけないものが出る、思いもよらないことが実現する、という意味です。

 「瓢箪からコマ」のコマは、意味・発音・由来から、いろいろ回答できることがわかりました。

1.意味から想像
 「思いもよらないことが現実になる」という意味から想像して、将棋の駒、回す独楽、馬の駒、熊と答えています。熊は、「瓢箪畑から突然出た」という理由でした。

2.発音から想像
 コマと発音が似ている将棋の駒、遊具の独楽、馬の駒、米、熊を答えています。

3.諺の由来から
 諺の由来を知っている人が、馬と答えています。しかし、米を知っている人はいませんでした(発音から米を想像した人はいます)。
”暫修ら馬
 室町時代以降、数えきれないほど瓢箪から馬が出る絵が伝わっています。絵画以外にも工芸品に見られます。
瓢箪から米
 『宇治拾遺物語』の中の「雀報恩事」に出てくる話から「瓢箪から米」が生まれ、米が駒に転訛し伝えられたといいます。

 回答数の多い順(将棋の駒、遊具の独楽、馬の駒)は、コマと同じ発音で外形が小さいほど瓢箪から出やすい可能性と一致しています。回答を、形の小さいものから並べると、米、将棋の駒、遊具の独楽、熊、馬となります。瓢箪から出てくるものは、米より馬のほうが意外です。


- | 中学からの作文・論文 ホーム | comments(0) | - | permalink

この記事に対するコメント

コメントする









中学からの作文・論文 プロセス
関連学習  コメント  メルマガ