中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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琵琶湖の問題解決2

 問題分析によって、「田んぼのかさ上げ」がもとで、琵琶湖のフナなどが激減する関係をとらえました。これから問題解決の着眼点を決め、解決する目的を確かめましょう。

2.目的展開
 問題構造図を見てください。田んぼのかさ上げると、田んぼと排水路に高低差ができます。これによって、乾田化が可能になります。しかし、フナなどが田んぼに遡上できなくなります。そこで、因果関係の分岐点にあたる「田んぼと排水路に高低差ができる」を問題解決の着眼点にします。

  琵琶湖の問題構造

 解決手段の検討にあたり、問題を目的表現に変えて、目的を上方に展開します。目的が適正か、実現可能かを見極めるためです。倫理上の問題があったり、莫大な費用がかかるようでは無理だからです。

 問題「「田んぼと排水路に高低差ができる」を、「田んぼと排水路に高低差ができないようにする」という目的表現に変え、その目的を上方に展開します。

    琵琶湖の目的展開

 たとえば、上位の目的は「フナなどが田んぼに遡上できるようにする」ことであり、さらにその上位目的は「田んぼの中で産卵や稚魚が育つようにする」となります。さらに上位の目的は「フナなどの在来種を絶滅させない」、そして「昔からいる種を未来に継承する」となります。世代間倫理や環境倫理の上で好ましい目的といえそうです。

 上位の目的は下位の目的を含むので、上位の目的をみたす手段を実行すれば、下位の目的も達せられます。しかし、上位になるほど手段が大がかりになり、実現には費用や時間が多くかかります。そこで、「フナなどが田んぼに遡上できるようにする」を、問題解決の目的にすることにします。


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