中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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読書感想文の文末4

 小学五・六年生が書いた読書感想文の文末を調べました。いずれも、特選・入選になっています〔1〕。

 文末の内容をもとに分けると、「本質をとらえる」、「自分の将来」、「困っているときはお互い様」、「種・環境・資源を未来に継承」になりました。

 高学年になると考えが深まっています。人や事物の大切なものを見ようとしています。また、将来が楽しみな様子です。「困っている人を助けよう」という行動規範は、互恵による人とのつながりに発展しています。環境の倫理(行動規範)についても書かれています。

1.本質をとらえる
「ぼくたちは目に見える物が大切だとつい思ってしまいます。しかし、物だけを大切にするのではなく、その中に込められた思いもしっかりと心で見ていこうと思います」
 (小六 後藤 諄 「心で見ることの大切さ」)

「わたしは、親からいっぱいもらっている愛情を忘れず、それを自信に変え、素直な言葉で周りの友達に心を伝えていきたいと思います。絶対に見た目で判断しません。それが、私の見つけた、『ほんとうの友達を見つけるために大切なこと』の答えです」
 (小五 上谷田あかり 「親からの愛情を自信に変えて」)

「わたしは今までただ単に、気が合うとかそういうことだけで親友を決めていたけれど、これからは一人ひとりをじっくりみつめて、また『本当の自分』をしっかりみつめながら生活していきたい」
 (小六 小林里美 「『本当の自分』を見つめるということ」)

「新しい力のそばには常に教え子が生きている。わたしは、この記録映画を絶対に見たい。つらくても事実を知り、春子さん、清子さんを感じたい。『命を引きついで、ともに生きる。』を忘れない」
 (小六 海老原真由 「命を引きついで、ともに生きる」)

2.自分の将来
「わたしは田中さんのような立ぱな研究ができなくても、やろうと思ったことをやりぬくことができるような心の強さを真似したいと思う。そして、大人になっとき、こんな笑顔で写真に写る人間になりたい」
 (小六 水谷麻衣 「真理を求める力」)

「ぼくは将来地震の研究者になりたいと思っている。どんなに大きい地震にも負けないトンネルをぼくもいっしょに造ってみたい。この本を読んでからみなとみらい線に乗るたびに、ますますこの夢は強くなっていくのだ」
 (小五 荏本俊樹 「夢をかなえたモグラマシン」)

「小学校生活もあと半年。中学生という新しい旅が始まる。どんな旅になるのか、どんな出会いがあるのか、今からとても楽しみだ」
 (小六 中川 智 「ぼくのこれからの旅に向けて」)

3.困っているときはお互い様
「ぼくはこの本を読んで、人と人とのつながりの素晴らしさや、国境をこえて人と人とが支えあい助け合って生きていくことの大切さを教えてもらった。ぼくもこれからひとりでも多くの人たちと、心のきずなを結んでいきたいと思った」
 (小五 土屋涼介 「心のきずな」)

「わたしも思いやりや考えを進んで伝え、視野や行動を広げていこうと思う。心のつながりを、わたしなりの歴史に刻んでいけるように」」
 (小六 横松佳帆里 「心のつながりが歴史を刻む」)

4.種・環境・資源を未来に継承
「古より日本人が大切に育て、生活に生かしてきた森林を未来への遺産として、今度はぼくたちが守り、育てていく責任があると思うからです」
 (小六 奥田 陽 「森林のめぐみ」)


参考文献
1.横浜市小学校図書館研究会: 平成十六年度読書感想文・画集


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