中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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命題に対する作文2

 「最近の若者は周囲への心遣いが足りない」という意見は、「すべての最近の若者は周囲への心遣いが足りない」と同じです。この判断を事実と比べてみましょう。

 「すべての最近の若者」「ある最近の若者」と「心遣いが足りている」「心遣いが足りない」を組み合わせると、つぎのような4通りの命題ができます。←→は反対を、×は矛盾を、↓は大小を表します。

すべての最近の若者は
周囲への心遣いが足りている
←→ すべての最近の若者は
周囲への心遣いが足りない
×
ある最近の若者は
周囲への心遣いが足りている
←→ ある最近の若者は
周囲への心遣いが足りない

 すべての場合はないので、事実は、「ある最近の若者は周囲への心遣いが足りている(=心遣いしている最近の若者がいる)」と、「ある最近の若者は周囲への心遣いが足りない(=心遣いしていない最近の若者がいる)」です。

 したがって、「最近の若者は周囲への心遣いが足りない」という意見に対し、つぎのような作文(意見文、小論文)を書くことができます。

作文例
 私は、「最近の若者は周囲への心遣いが足りない」という意見に反対である。なぜなら、最近の若者すべてが、周囲への心遣いが足りないわけではないからだ。
 たしかに、電車内での通話や上映中の話し声で、周囲に迷惑をかける若者がいる。しかし、車中で通話をしなかったり、公共の場で大声を出さなかったりする若者のほうがはるかに多い。災害時にはボランティア活動をする若者も大勢いる。周囲に心遣いをしている若者がいることを見逃さないでほしい、と私は考える。


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