中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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「編集手帳」の文章

 「上から下」、「奥から手前」は掃除の基本です。細木数子さんがテレビで話していました。この掃除について述べた、名人芸といわれる「編集手帳」の文章を調べてみました〔1〕。

 調べた結果を、文章の要約、構成、展開、観点の順に述べます。

1.要約
 内容は、7月29日の選挙結果について書かれています。その要約を示します。
 崛歃の下手な大工は仕事もあかん」と数奇屋大工が語った。
∩歃下手にいい家が造れるはずもない。
5刃任鯀歃する首相の手際も響いたようだ。
  疑惑の塵は一掃できたのに、しなかった。
  掃除下手の棟梁に大建築が手に負えるか、疑問に感じた人もいただろう。
い匹量擇鬚匹鵑瞥囘咫⊂貊蠅忙箸Δ、「大工は木を知らなあかん」。
  “論功行賞の木”、“お友達の木”を重用した。
ヌ擇倭箸瀋召后5刃任倭歃する。できなければ棟梁を名乗る資格はない。

2.構成
 文章の構成は、棟梁としての心得である掃除と木組みを、リーダーに当てはめて論じています。すなわち、大工の棟梁にとって掃除と木組みが大切なように、リーダーにも問題の原因除去や適材適所の采配が求められることを示しています。

棟梁 リーダー 基本の考え
  掃除  原因除去  よい仕事はよい掃除から
  木組み  適材適所  木の性質を知った上で使う

3.展開
 掃除で始まり掃除で終わる文章展開は、首尾一貫しています。棟梁の掃除からリーダーの原因除去に続き、棟梁の木組み、リーダーの適材適所、そして、リーダーによる組み直しと掃除が結論になっています。

      棟梁    リーダー 
      掃除  → 原因除去 
           /
      木組み→ 適材適所
               ↓
             組み直し
             掃除

4.観点
 プロジェクト管理の観点でとらえると、統合・品質・組織について書かれています。統合というのは、計画・実施・変更管理のことです。管理要素にはほかに、進捗、費用、作業範囲、伝達、リスク、調達があります。

 名人芸といわれる理由には、文章表現はいうまでもなく、観点、構成、展開の分かりやすさがありました。


参考文献
1.読売新聞 2007年7月30日朝刊


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