中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
<< April 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 水を使った表現 | 最新へ | 考える力・書く力 >>

管理の優先順位

 桑田佳祐の「白い恋人達」よりも30数年前のことです。ポール・モーリアの「白い恋人たち」という曲が流れていました。冬季オリンピックの映画音楽です。その後、「白い恋人」という菓子を北海道の空港で見かけるようになりました。

 その「白い恋人」の賞味期限が偽装されていました。新聞によると、「人としてやってはいけないことをしてしまった」と担当の部長が述べています〔1〕。雪印乳業、不二家、ミートホープ、そして今回の石屋製菓です。プロジェクトの観点から、原因と対策を考えてみることにしました。

 管理は、うまくいくようにすることです。食品を製造する会社にとって、納期・費用・品質は重要な管理項目です。予定通りに期日までに、できるだけ少ない費用で、良い品質の食品をつくるようにします。これらの要素は、トレードオフ(両立しにくい関係)になっています。たとえば、期間を短くするには、人手(=費用)がかかり、品質が低下しやすくなります。費用を少なくすると、品質にしわよせがきます。

 管理者は、費用を少なくすることが求められます。利益が増えるからです。しかし、品質には一定の基準があります。費用を削減しようとするあまり、品質を省みなかったことが一連の背景にあります。

 「お客様は神様です」という顧客第一主義に徹すると、管理要素の優先順位が決まります。1 品質、2 納期、3 費用です。品質を保つには、当然ながら自社の基準のほかに、JAS法などの外部基準も満たすようにします。品質より費用(利益)を優先させると、過去の例のように信用を失い、大きな痛手を被ります。

 「企業は人なり」といわれます。いずれのケースも内部告発によって明らかになりました。良心をもつ人がいることは、会社にとって光明といえましょう。


参考文献
1.読売新聞 2007年8月16日朝刊 「白い恋人」返品処理で期限偽装 課長提案 部長が容認


- | 中学からの作文・論文 ホーム | comments(0) | - | permalink

この記事に対するコメント

コメントする









中学からの作文・論文 プロセス
関連学習  コメント  メルマガ