中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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優しさが伝わる文章

 母親がわが子を応援しているかのようです。盲導犬を育てる記事について、読者が投稿しています〔1〕。

 「受けい者が盲導犬育成、慈しみ心育てる」〔2〕との記事を読みました。 (中略)
 愛くるしい子犬と日ごろから触れ合うことで、受けい者の心も癒され、他者に対して優しい気持ちが持てるようになると思います。
 愛情を持って育てると犬は人間の指示をきちんと理解するようになります。信頼関係を築くことができれば、受けい者にとって大きな自信になるはずです。「面倒を見るのは自分しかいない」と思えば、責任感も生まれるはずです。
 かわいがってしつけをした犬が立派な盲導犬になったら、社会に貢献できたという大きな充実感を得ることもできるはずです。
 人間の心には善と悪が同居していると思います。動物を慈しむ心をはぐくんだ受けい者が善の心を取り戻して、社会に戻ってくることを願っています。

 この文章は、73歳の主婦が書いたものです。因果関係がわかり、確信が伝わり、優しさにつつまれています。

1.因果関係がわかる
 「こうすると、こうなる」という関係を、わかりやすく説明しています。
 子犬と触れ合う→癒される→他者に対して優しい気持ちが持てる
 愛情を持って育てる→人間の指示をきちんと理解するようになる
 信頼関係を築くことができる→大きな自信になる
 「面倒を見るのは自分しかいない」と思う→責任感が生まれる
 立派な盲導犬になる→社会に貢献できたという充実感が得られる

2.確信が伝わる
 盲導犬候補の子犬を育てることが、自信・責任感・充実感につながることを力強く明言しています。
 「自信になるはずです」
 「責任感も生まれるはずです」
 「充実感を得ることもできるはずです」

3.優しさにつつまれている
 動物に対しても人に対しても、思いやる気持ちがあらわれています。
 「愛情を持って育てると犬は人間の指示をきちんと理解するようになります」
 「社会に戻ってくることを願っています」


参考文献
1.読売新聞 2007年10月2日朝刊 気流 「盲導犬育成通じ受けい者更生願う 主婦 植村幸子 73」 表記を一部変えています。
2.同紙 2007年9月21日夕刊


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