中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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比較する

 類似と差異に分けることを比較といいます。大同小異、同工異曲、五十歩百歩としないで、似たようなものを比べてみましょう。

 つぎの文章は、ムササビとモモンガについて書かれています〔1〕。

 ムササビとモモンガはリスの仲間で、英名を「空飛ぶリス」という。ムササビは Giant Flying Squirrel 、モモンガは Flying Squirrel である。
 ムササビには、前足と後ろ足のあいだに飛膜があって、それをひろげて空中を滑空する。ムササビの大きさは頭胴長約40cm、尾は長くて30〜40cm、体重は800〜1000gである。尾には長い毛がはえていて、ふさ状をしている。空中ではこの尾でバランスをとる。
 モモンガは大きさ、姿、形ともにリスににる。目が大きく、ムササビと同じように手足のあいだに飛膜をもつ。大きさは頭胴長約13〜20cm、尾は短く平らで約10cm、体重85gである。毛色は、褐色から灰色まである。
 ムササビ、モモンガともに空を飛ぶが、滑空にかけてはムササビのほうがすぐれている。モモンガでは、ムササビに見られる首と後ろ足と尾のあいだの飛膜はほとんどない。

 ここで問題です。ムササビとモモンガの共通点・相違点に留意し、上の文章を要約してみましょう。

答え








答え

解答例:

 はじめに、比較表をつくります。

ムササビ モモンガ
共通           リスの仲間
          空を飛ぶ
          手足の間に飛膜をもつ
相違 大きさ 頭胴長約40cm
尾30〜40cm
体重は800〜1000g
頭胴長約13〜20cm
尾は約10cm
体重85g
飛膜 首・後ろ足・尾の間にもある 同左の間にほとんどない
滑空 すぐれている

 つぎに、表をもとに文を書きます。

 ムササビとモモンガはリスの仲間である。ともに、手足のあいだにある飛膜をひろげて空を飛ぶ。ムササビはモモンガよりも大きい。ムササビの頭胴長は約40cmでモモンガの2〜3倍、体重は約900gでモモンガの10倍ある。滑空は、ムササビのほうがすぐれている。首と後ろ足と尾のあいだにも飛膜があるからだ。この飛膜は、モモンガにはほとんどない。


参考文献
1.増井光子: 日本の動物、小学館 (第1段落を追加しています。また、表現を一部変えています)


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