中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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心に残る動物の物語

 動物の本を3冊紹介します。滅びゆくニホンカワウソ、ツキノワグマ、日本犬が描かれています。

1.『ニホンカワウソの願い』(大西伝一郎作・こさかしげる絵 文渓堂)
 カワウソはラッコと同じイタチの仲間です。高知県では、そのカワウソが「WANTED!」とポスターで手配されていました。神奈川県には、獺郷(おそごう)という地名があります。近くを、悪臭を放す川が湘南の海へと流れています。獺(おそ)はカワウソのことで、かつては身近なところにカワウソの郷がありました。
 この絵本は、捕獲されたカワウソの物語です。カワウソを通して家族、仲間、人とのつながりが描かれています。

2. 『四季・クマの住む森』(米田一彦 中央法規)
 大分県の山峡の宿で、ツキノワグマを探している人がいる、という話しを聞きました。その年に、近くの傾山(かたむきさん)でクマが捕獲されました(『大分合同新聞』 1987年11月25日)。四国の剣山では、毛が抜けた成獣が檻に入っていました。吉野川上流の入之波(しおのは)温泉では、子グマが檻の中にいました。
 2006年の4月から11月まで、4737頭のツキノワグマが捕獲され、うち9割の4250頭が処分されています(『読売新聞』 2006年12月18日)。
 この本では、知られざるクマの生態が豊富な写真と図で語られています。檻に入れられたクマの末路が印象に残ります。

3. 「熊犬物語」(戸川幸夫 『高安犬物語』 新潮文庫)
 作者の戸川幸夫さんは、イリオモテヤマネコの発見者として知られています。ニホンオオカミや日本犬を探していたことが、発見のきっかけだったようです。
 「熊犬物語」は、高安犬(こうやすいぬ)という日本犬の血を引く猟犬の話です。クマを追っているうちに吹雪になり、3人の猟師と犬のシロが小屋に閉じこめられてしまいます。


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