中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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ことわざを使った文章9

 数学者の藤原正彦さんが、父・新田次郎について述べています。その記事には、ことわざ・慣用句が巧みに使われています。1は自分のこと、2から5は父のことです。下線部にあてはまる言葉は語群のどれでしょうか。

1. 中学1年の時の音楽の先生が「君たちの記憶力は今が最高で、後はどんどん落ちていく」と言ったものだから、「これはますます急がないと」と単細胞な私の______が始まった。
 英語は3年までに1万語の単語を覚えた。

2. 父・新田次郎は、気象庁では一職員としての仕事をきちんとこなしながら、作家としてもたくさんの連載、作品を書き続けました。過酷なこの「______」の生活を18年間続けたわけです。

3. (父は)「今、この苦しさに負けたら、作家として脱落してしまう」との思いがあったのでしょう。風邪で熱っぽい日でも、闘いだとつぶやきながら、よろよろと書斎へ向っていきました。その背中には______ものがあって、見ていて怖かった。

4. (父の)「強力伝」が(直木賞の)最終選考に残っていることは、新聞でわかっていましたから私たち家族も「もしかしたら」と、______のです。

5. 「強力伝」がサンデー毎日文芸賞を取った時も、ぼくが赤鉛筆で父の名前のところに丸をつけて念じたら受賞したということがあって、その______わけです。


〔語群〕
 色めき立った
 二足のわらじ
 験を担いだ
 猪突猛進
 鬼気迫る


答え












答え

1. 猪突猛進 (猛烈な勢いで、まっすぐにつき進むこと)
2. 二足のわらじ(を履く) (同じ人が両立できないような職業をかねる)
3. 鬼気迫る (恐ろしい不気味な気配を感じる)
4. 色めき立った (興奮し動揺した)
5. 験(げん)を担いだ (縁起を担いだ。吉凶の迷信にとらわれた)


参考文献
〔1〕 読売新聞 2007年12月6日朝刊 時代の証言者 「語学にはまった学生時代」
〔2〕〔3〕 同紙 5日朝刊 時代の証言者 「父の書斎への13階段」
〔4〕〔5〕 同紙 4日朝刊 時代の証言者 「父の直木賞 念じて赤丸」
(表記を一部変更しています)


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