中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
<< August 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< ことわざを使った文章10 | 最新へ | 熟語を使った文章12 >>

長い文を分ける5

 つぎの文は266字からなります〔1〕。練習のために、いくつかの文に分けてみましょう。

 倫理的な命題や主張には、行為選択や価値判断に対する「命令」「禁止」「推奨」「許可」などの指示が含まれているが、これらは選択や判断に対する指示として、同様に可能な複数の選択肢に評価的な序列をつけるものであるから、つねに、「なぜそうであって、他ではないのか」という反問が可能であり、その反問は、まず、君の行為原則を当面する状況に適応する仕方は適切かという問いや、そもそも君の行為原則は倫理的に正しいかという問として問われ、また時には、その行為原則の倫理性を判断している基の規準や原理は正当なのだろうかという問いへと深められてゆくだろう。


答え










答え

 読点(、)を句点(。)に置き換えることができないか検討します。文末の接続、理由、代名詞、序数などに着目しましょう。
・「が、」による文末接続
・「であるから」による理由づけ
・「その反問は」のような「指示代名詞+名詞」
・「まず」「また」「さらに」で示す個数・順序

 論理的な文は長くなる傾向があります。つぎの例は、7つの文に分かれています。文の平均は39字(=273÷7)です。

例:
 倫理的な命題や主張には、行為選択や価値判断に対する「命令」「禁止」「推奨」「許可」などの指示が含まれている。これらは選択や判断に対する指示として、同様に可能な複数の選択肢に評価的な序列をつけるものである。それゆえ、つねに「なぜそうであって、他ではないのか」という反問が可能である。反問には三つの段階がある。まず君の行為原則を、当面する状況に適応する仕方は適切かという問だ。また、そもそも君の行為原則は倫理的に正しいかという問として問われる。時には、その行為原則の倫理性を判断している基の規準や原理は正当なのだろうかという問へと深められてゆくだろう。


参考文献
1.星野 勉・三嶋輝夫・関根清三編: 『倫理思想辞典』 山川出版社
(原文と表記が一部異なります)


- | 中学からの作文・論文 ホーム | comments(0) | - | permalink

この記事に対するコメント

コメントする









中学からの作文・論文 プロセス
関連学習  コメント  メルマガ