中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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同意を得るための説得

 説得について考えてみましょう。対話や文章で説得するには、どのようにすればよいでしょうか。

 説得は、同意を得るための言葉による働きかけで、相互理解にもとづいています。自分が相手に求めていることを相手が理解し、納得し同意することによって、相手が自主的に行動するように促すことです。

 自分の意図する行動を相手に促すことから、説得は同意を得るための指示・命令のような表現と見なすことができます。

 同意を得るための表現は、立場や丁寧さの度合いによって微妙に異なります。たとえば「せよ」「しなさい」という指示は、「してください(依頼)」「してほしい(要求)」「してはどうですか(勧告)」「したほうがよい(推奨)」「しましょう(勧誘)」「しませんか(提案)」「していただけませんか(確認)」のように表現することができます。「したほうがよい」には、「しなければならない」「すべきだ」「する必要がある」を含むものとします。これらの表現をまとめて「命令」とよぶことにします。

 同意を得るための命令
  せよ・しなさい(指示)
  してください(依頼)
  してほしい(要求)
  してはどうですか(勧告)
  したほうがよい(推奨)
  しましょう(勧誘)
  しませんか(提案)
  していただけませんか(確認)

 命令に同意してもらうためには理由が必要です。理由がないと納得できず、納得できないと同意できないからです。たとえば「すみませんが、タバコを吸わないようにお願いできますか。この車輛は禁煙になっています」には、命令と理由が含まれています。

 説得の要点は命令と理由です。命令と理由の関係を相手が理解でき、具体的なイメージに納得でき、命令を実行する利点や必要性に同意できれば、相手の行動が期待できます。


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