中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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問題解決を述べた文章2

 小学校の先生から、カーボンオフセットの年賀状がきました。カーボン(黒い炭素)を使った簡易的なオフセット印刷なので環境にやさしい、と考えていました。ところが新聞の投稿欄を読み、勘違いであることがわかりました。

  賀状の理念 生かす名を
会社員 矢吹 正道 40 (東京都品川区)
 「よみうり寸評(5日夕刊)に「カーボンオフセット年賀状」のことが書かれていました。1枚55円で、通常の年賀状より割高の5円分は地球温暖化防止に役立てられるそうです。日本郵便が初めて1億枚を販売しましたが、売れたのは予想以下の約1400万枚だったといいます。
 宣伝不足もあったでしょうが、売れ行きが悪かった最大の原因はカーボン(炭素)オフセット(相殺)という名前のわかりにくさにあったような気がします。この言葉を聞いても、多くの人は皆目見当がつかなかったと思います。「オフセット印刷」を連想し、印刷に関連したことと勘違いした人もいたはずです。
 理念は素晴らしいだけに、売れ残りが8割にも及ぶのはもったいないと思います。来年は「環境寄付金付き年賀状」などわかりやすい日本語の名前を付け、もっと多くの人に認知されることを期待したいものです。 
(読売新聞 2008年1月12日朝刊 「気流」)

 カーボンオフセットは、二酸化炭素(カーボン ダイオクサイド carbon dioxide)を打ち消す(オフセット offset する)活動を意味するそうです。

 この文章は、「カーボンオフセット年賀状」の問題解決を述べています。第1段落で、問題提起が、第2段落で問題分析が、第3段落で解決策が提示されてます。

 このように、問題解決のプロセスにそって文章を書くことができます。問題解決は5つのプロセスからなります。現状調査、問題分析、目的設定、手段検討、計画立案です。文章との関係は、第1段落(現状調査)、第2段落(問題分析)、第3段落(目的設定、手段検討、計画立案)です。第3段落では、温暖化防止のため環境寄付をする、多くの人に認知される、という目的が示され、その手段として「環境寄付金付き年賀状」のような誤解のない命名が提案されています。


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