中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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一生懸命を作文

 日本人の勤勉さを表す言葉かもしれない。「一生懸命」という四字熟語が新聞の中で、最もよく使われていることがわかった。結果を重視する風潮のなかで、全力で向う過程が多くの文章に書かれている。

 新聞の投書欄や記事から三字・四字熟語の事例を集めた。そのなかで、「一生懸命」が使われている文章の特徴を示す。
使用数が1位の熟語である。
 76事例のうち10事例(13%)で使われている。2007年10月〜2008年2月。
 「疑心暗鬼」が2位で、4事例(5%)ある。
子供から大人まで、性別や職業によらず使われている。
 小学生、中学生、大学生、主婦、保護者、
 コンサルタント、農業従事者、政治家、医師
一生懸命何かをすると書いている。
 勉強する、走る、頑張る、配達する、編み物をする、取り組む
他者を見て感動・感銘を書いている。
 感心する、感動する

 一生懸命を作文の題材にすることができる。内容にもよるが、老若男女が受け入れやすく、全力で取り組む姿勢に心を動かされる人が多いのではないだろうか。

  事 例
1. わたしは作文を書くのは大好きです。今回はとても上手に書けたと思いますが、最初はたくさん書き過ぎて長くなってしまい、短くするのが大変でした。これからは自分がどうすればいいのかということも作文に書いていきたいです。将来はお医者さんになりたいので、一生懸命勉強したいと思います。 (小学2年生女子)

2. これからの1年、昨年と比べて、自分が成長したと思えるようなことが一つでもあればいいと思う。神社から学校までの帰り道、そう願いながら、僕はまた一生懸命に走ったのだった。 (男子中学生 14)

3. 私は、ある小学校の進学塾で准講師のアルバイトをしています。私は小学校教師になりたいので、ぴったりだと思い、一生懸命仕事に励んでいます。 (略)
 教師になったらこの体験を生かし、一生懸命頑張っている子供たちに、私も精いっぱい応えようと思います。 (女子大学生 19)

4. 「今どきの若者は」などとよく言われるが、寒い中、一生懸命に(年賀状を)配達している姿を見ると感心してしまう。(主婦 49)

5. (編み物教室に)目の不自由な30歳代の女性がいる。週に1度、お母さんと一緒に、隣の市からバスと電車を乗り継ぎ、1時間半かけて通って来る。彼女はいつも明るく、一生懸命編み物をする。 (略)
 彼女は先日も先生に間違いを指摘され、身ごろを全部編み直すことになったが、全くめげずに取り組んでいた。教室の仲間が「なぜ、そんなに頑張れるの」と聞くと、彼女は「編み物が好きなんです」と話す。 (主婦 58)

6. 運動会は町を挙げての行事となり、児童数の2倍近い町民が詰めかけた。保護者から「(小学校を)統合して3か月と思えないほど、我が子が友だちに支えられ一生懸命に取り組む姿に感動しました」といった感想が寄せられた。 (記事「学校統廃合」)

 上記以外の事例
  熟語を使った文章3
  熟語を使った文章10


参考文献
1.読売新聞 2008年2月13日朝刊 「第16回 全国小学生作文コンクール おまわりさんのえがお やさしい人だと思った 内川真優 小2年」
2.同紙 1月14日 気流 「成長願い部活動に励む 中学生 吉川祐作 14」
3.同紙 1月7日 気流 「塾を楽しむ子供 教えてみて実感 大学生 桝井彩絵加 19」
4.同紙 1月10日 気流 「賀状を配る笑顔 さわやかな元日 主婦 西方恵理子 49」
5.同紙 1月23日 気流 「障がい乗り越え、指で色知る 主婦 本多幸子 58」
6.同紙 1月18日 「学校統廃合 伝統は守り 交流も拡大 宮崎敦)
(表記の一部を変更しています)


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