中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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携帯メールによるお礼

 入学祝のお礼の手段について、新聞の投書欄に二つの意見が載っていました。「携帯メールではなく電話でのお礼」に賛成する意見と、「お礼の手段を電話に固執する」ことに反対する意見です。


 1.「メールに頼らず きちんと言葉で」の要旨
 親類の子どもが中学に合格した。
 両親と私(会社員の女性46歳)は、書留でお祝いを送った。
 子どもの母親から携帯電話にメールが送られてきた。内容は、
 「受け取りました。ご両親にもよろしくお伝え下さい」だった。
 「メールで済ませていいのか」と思った。
 「電話できちんと礼を言うべきではないか」と返信した。
 父親と子どもから電話があり、お礼の言葉を聞いた。
 携帯電話やパソコンで、素早くメールで連絡できるようになった。
 「親しき仲にも礼儀あり」だ。
 贈り物をもらったり、世話になったりしたら、相手に電話をかけ、丁重に感謝の気持ちを伝えることが大切だ。

 2.「便利さを優先し会話減る寂しさ」の要旨(賛成)
 「メールに頼らず きちんと言葉で」との投書に賛成だ。
 特に大切な連絡をメールで伝えることには不安を感じる。
 メールは確かに便利だが、そればかり使っていると会話が減り、寂しい気持ちになる。
 言葉で伝えることが大切だ。

 3.「お礼の手段様々 目くじら立てず」の要旨(反対)
 お礼を伝える手段は様々でいい。
 メールは相手の時間を拘束しない点で電話よりも優れている。
 メールを出した後にあらためて礼状を出すつもりだったかもしれない。
 「電話できちんと礼を言うべきではないか」と指摘することこそ、礼儀にかなっていない。
 何が常識かは人それぞれなので、広い心で受け止めたい。


 お礼の手段には、手紙・電話・メールなどいろいろあります。伝達手段の特性を示します。

 伝達手段の特性
観点 手紙 電話 メール
祝い届いた知らせ 数日後 即時 即時・随時
伝達 単方向 双方向 双方向的
臨場感 肉筆、印字不適 肉声 文字
記録 再読可 一過性 再読可
お礼の内容 推敲で充実 前もって整理 推敲で充実
送った人の気持ち 礼をつくす印象 会話ができる 手軽な印象

 お礼の気持ちを伝える手段は大切です。それ以上に内容も重要です。お礼の例を示します。

 お礼の例
 お礼
 使途
 抱負
 お願い
 気遣い
 先日は入学祝いをいただき、ありがとうございます。
 いただいた品は大切に使います。(〜を購入しました)
 一生懸命勉強します。
 これからもご指導をよろしくお願いします。
 お体を大切になさってください。


参考文献
〔1〕読売新聞 2008年3月25日朝刊 気流「メールに頼らず きちんと言葉で」
〔2〕〔3〕同紙 3月29日朝刊 気流「実効性ある再発防止策を」「お礼の手段様々 目くじら立てず」


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