中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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ことわざを使った作文2

 ことわざは、経験則を述べたものが多いといえましょう。前回の問題にある四つのことわざは、いずれも普遍的な経験が短い言葉で表されています。

 目から鱗が落ちる (あるきっかけで、よく分かるようになる)
 三人寄れば文殊の知恵 (三人集まると、よい知恵がでる)
 案ずるより産むが易し (やってみると、意外とたやすい)
 雨降って地固まる (もめたあと、前よりもよい状態になる)

 「個別化の原理」という考え方があります。普遍的なことは個別にもあてはまる、という考えです。たとえば「どの三角形の内角の和も180°である」(普遍)から、「正三角形の内角の和は180°だ」(個別)がいえます。

 個別化の原理を応用して、作文を構成することができます。たとえば、「目から鱗が落ちる」を普遍的な経験則とし、個別の体験例を示すという構成です。ことわざの意味を定義し、どのような事例があるか体験を述べることができます。

構成例
 ことわざの意味は何か? → 答えを述べる
 どのような体験事例か? → 答えを述べる

 類似例として、四字熟語を使った文章が「よみうり寸評」に載っています。言葉の定義で始まり、事例が述べられています。

 「一期一会」。一生に一度の出会い、または、そういう心構え。茶道の心得から出た言葉だ。出会いは生涯その時限りという覚悟で心を込めたもてなしが大切。 (中略)
 茶道の心得まで求めないとしても、軽薄な出会いの危けんを避ける知恵は持ちたい。

 「目から鱗が落ちる」を使った作文例を示します。条件は、120字以上、160字以内です。

作文例









´↓きキΝЛ┃悪鵜沖貝
 「目から鱗が落ちる」。何かのきっかけで、
よく分かるようになることをいう。
 小学校のとき算数が苦手だった。中でも、
つるかめ算が分からない。かめの足を2本で
考える発想は思いつかなかった。
 中学一年の数学で方程式を習った。文章を
記号に換え、未知数を解く方法は、考える筋
道が明快で、それから数学が好きになった。


参考文献
読売新聞 2008年4月16日夕刊 「よみうり寸評」
(表記の一部を変更しています)


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