中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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文章を読んで作文2

 詩について書かれた文章を読み、筆者の考えに賛成か反対かで作文してみましょう。

問題
 次の文章を読んで、後の(1)〜(3)に従って文章を書きなさい。

 詩には、その詩を書いた人の気持ち、その人の心や目に映った風景が現われます。そして、同じような世界に生きていても、人間の気持ちの動き、心の在りよう、目の探し求めるものはさまざまです。
 いろいろな詩の中に拡がるいろいろな人間のいろいろな気持ち、いろいろな心や目に映るいろいろな風景。その多様さ。それが詩の多様さであり、他ならぬ人間の多様さです。
(柴田 翔 「詩への道しるべ」より) (青森県高) 

(1)題名を書かないこと。
(2)2段構成とし、第1段落は、この文章を読んで考えたことを書き、第2段落では、その理由を書くこと。
(3)150字以上、200字以内で書くこと。

考え方
 人によって感じ方や認識が異なるので、いろいろな詩が生まれる、と筆者は述べています。
 はたして、「人によって感じ方や認識が異なる」のでしょうか。この考えに賛成か反対かで、作文してみましょう。
 リンゴがあるとします。リンゴを知っている人なら、「リンゴ」と認識します。しかし、空腹の人は「おいしそうなリンゴ」、美食家は「まずそうなリンゴ」、観察力のある人は「キズのあるリンゴ」と見るかもしれません。
 つまり、対象が同じように認識されたり、異なるように認識されたりすることがあるわけです。人によって認識が必ず異なるとは言えません。

   リンゴの認識

 賛成と反対の作文例を示します。

作文例 (賛成)











´↓きキΝЛ┃悪鵜沖貝
 人によって感じ方や認識が異なるところに
詩の多様さがある、という考えに賛成である。
 なるほどリンゴを見た人は、リンゴだと思
うのが普通である。しかし空腹の人には「お
いしそうなリンゴ」に見えたり、美食家には
「まずそうなリンゴ」に見えたりすることが
ある。「キズのあるリンゴ」だと気づく人も
いるであろう。したがって、同じ事物であっ
ても、感じ方や認識が異なることによって、
いろいろな詩ができうると言える。

作文例 (反対)











´↓きキΝЛ┃悪鵜沖貝
 人によって感じ方や認識が異なるところに
詩の多様さがある、という考えに必ずしも賛
成できない。
 たしかに同じリンゴを見ても、人によって
「おいしそうなリンゴ」、「まずそうなリン
ゴ」、「キズのあるリンゴ」だと思うかもし
れない。しかし、対象を五感や種々の視点で
捉えなければ、どの人も単にリンゴだと思う
かもしれない。感じ方や捉え方の習得が独自
性のある詩につながると考える。


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