中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。 対象は中学生以上。
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かぎかっこ内の句点

 八王子市の郷土資料館に、国語の教科書が展示されていた。昭和25年(1950年)に発行された柳田国男監修『あたらしい こくご一ねん下』(東京書籍)である。

 同書55−56ページの写真を示す。かぎかっこ内の文末には、「まあ うれしい。」のようにマル(句点)がついている。

 あたらしい こくご一ねん下

  七 わたくしの うさぎ
   (一)
 がっこうから かえると おかあさんが、
「おばあさんから でがみが きましたよ。うさぎが
 子どもを 七ひき うんだから、よし子を つれて
 みに きなさいと かいて ありました。こんどの
 日よう日に いって みましょうね。」
と おっしゃいました。
「まあ、うれしい。」
 わたくしは おかあさんに とびつきました。
「もう いくつ ねると 日よう日に なるの。」
「きょうは 木よう日だから、あと 三つ ねると
 日よう日に なりますよ。」
「はやく 日よう日に ならないかなあ。」

 かぎかっこ内における文末のマルは、大正時代から使われている。NHKテレビで、日本初の国語の教科書『尋常小学国語読本』が紹介され、「おはようございます。」とマルがついていた。大正6年(1917年)の印刷なので、90年以上前からこの表記法が教科書で続いている。


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