中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉1

 古文の重要な言葉を練習してみましょう。次の文章を読んで、後の問いに答えてください。

 これも今は昔、田舎の児ちごの比叡山の山へのぼりたるけるが、桜のめでたく咲きたりけるに、風のはげしく吹きけるを見て、この児、さめざめと泣きけるを見て、僧の、(注1)やわらよりて、「など、かうは泣かせ給たまふぞ。この花の散るを惜しうおぼえさせ給うか。桜ははかなき物にて、かく程なくうつろひさぶらふなり。されども、(注2)さのみぞさぶらふ」となぐさめければ、「桜の散らんは、(注3)あながちにいかがせん、苦しからず。我が父の作りたる麦の花散りて、実の入らざらん、思ふがわびしき」といひて、さくりあげて、「よよ」と泣きければ、うたてしやな
(宇治拾遺物語)
 注1 「やわらよりて」 …… そっと近寄って。
 注2 「さのみぞさぶらふ」 …… それだけのことです。
 注3 「あながちにいかがせん」 …… 無理にどうしようとも思わない。

問1 「うたてしやな」とは「がっかりだ・情けないことだ」という意味ですが、作者はどのような点をそう感じたのか、50字以内で説明してください。
(開成高校)

問2 児の気持ちを表すことわざをあげてください。

問3 下線の言葉の意味を書いてください。
 めでたく
 さめざめ
 さぶらふ
 わびしき

答 え











答 え
1.
児が泣いていた理由は、散る桜の花を惜しんでいるのではなく、麦の花が散って実が入らないことだったので。 (50字)

2. 花より団子 (風流より食べるほうが大事。風流より実利を尊ぶ)

3.
 めでたく (美しく)
 さめざめ (静かに泣くようす)
 さぶらふ (ます、ございます)
 わびしき (悲しい)


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