中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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「してみよう」で説得

 子どもの気持ちをとらえた言い方が、新聞の投稿欄に載っていました〔1〕。

 私の朝の楽しみはゆっくり朝刊を読むことです。 (略) 中でも一番のお気に入りは「こどもの詩」です。
 先日、「問題集」という詩がありました。問題の出し方が「計算しなさい」と命令形ではなく、「計算しましょう」ならがんばれるのに、といった内容でした。
 私は7歳の孫に何かと「○○してちょうだい」などと言っていたのですが、この詩を読んでからは「○○してくれる?」「○○してみようね」と言い方を変えました。すると、思った以上に手伝いや宿題をやるようになりました。この詩が孫の気持ちを知るヒントになりました。

 祖母が意図する行動を、小学校低学年の孫に促しています。言い方を変えることによって、祖母の説得は成功しています。

 説得は、同意を得るための指示・命令のような表現です。同じ説得であっても、言い方によって相手の反応が異なります。

 同意を得るための命令を掲げます。
  せよ・しなさい(指示)
  してください(依頼)
  してほしい(要求)
  してはどうですか(勧告)
  したほうがよい(推奨)
  しましょう(勧誘)
  しませんか(提案)
  していただけませんか(確認)

 この例では、「してちょうだい」という指示・要求よりも、「してくれる?」(確認) 「してみようね」(勧誘)が成功しています。「北風と太陽」のように、強制より自発が功を奏している例です。ただし、緊急時や重要な場面では、強い指示も必要です。


参考文献
1.読売新聞 2008年8月20日朝刊 気流「『してみよう』で子どもは動く 主婦・桜井陽子 62」


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