中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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調査研究型の事例4

 つぎの記事を読んで、内容と構成について考えてみましょう〔1〕。

 牛やシカは食事や休憩の際、多くが南北方向を向いていることが分かったと、ドイツとチェコの研究チームが25日、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。回遊魚や渡り鳥と同様、「地磁気を感知しているのではないか」と指摘している。
 研究チームは、人工衛星から撮影した写真を公開しているインターネットの「グーグルアース」を活用。世界の牧草地308か所の写真に写っていた牛8510頭を調べた結果、大半が北か南を向いていた。その方位を平均すると、地軸の南北より、少しずれた地磁気の南北に近かった。
 また、チェコでは2種類のシカについて現地調査。草を食べたり休んだりしている時の向きや、雪の上で寝た跡を調べた結果、やはり大半が北か南を向いていた。研究チームは「今まで牛飼いや狩人が気づかなかったのは驚き」としている。

1. 何について書かれていますか。問いと答えの形で表してみましょう。

2. 答えの根拠は何ですか。

3. この記事の価値は何でしょうか。

4. 語群の言葉を使い、文中に見出しをつけてみましょう。

〔語群〕
 (結果の)解釈  方法  結論  結果

答え












解答例

1.
問い: 牛やシカが食事や休憩するときの向きはどのようか。
答え: 多くが南北方向を向いている。

2. 写真による牛8510頭の調査結果と、シカの現地調査の結果から。

3. 「食事・休憩時に南北方向を向く」という新規性。
   有用性は不明。狩人には役立つかもしれない。

4.
結論
 牛やシカは食事や休憩の際、多くが南北方向を向いていることが分かったと、ドイツとチェコの研究チームが25日、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
解釈
 回遊魚や渡り鳥と同様、「地磁気を感知しているのではないか」と指摘している。
方法・結果1
 研究チームは、人工衛星から撮影した写真を公開しているインターネットの「グーグルアース」を活用。世界の牧草地308か所の写真に写っていた牛8510頭を調べた
結果、大半が北か南を向いていた。その方位を平均すると、地軸の南北より、少しずれた地磁気の南北に近かった。
方法・結果2
 また、チェコでは2種類のシカについて現地調査。草を食べたり休んだりしている時の向きや、雪の上で寝た跡を調べた結果、やはり大半が北か南を向いていた。
解釈
 研究チームは「今まで牛飼いや狩人が気づかなかったのは驚き」としている。

 調査研究の記事は、結論→方法→結果→解釈 の流れが多いようです。結論が先頭にあるのは、速く伝達するためです。


参考文献
1.読売新聞 2008年8月26日夕刊 「牛やシカ 南北向き休憩」


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