中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉5

 次の文章を読んで意味を考えてみましょう。古語は、国語辞典にも載っています。

 丹波に出雲といふ所あり。大社を移して、めでたくつくれり。しだのなにがしとかや、 しる所なれば、秋のころ、聖海上人、そのほかも、人あまたさそひて、 「いざたまへ、出雲拝みに。掻餅かいもちひめさせむ」とて、具しもて行きたるに、おのおの拝みて、ゆゆしく信おこしたり。御前なる獅子・狛犬、そむきて、うしろさまに立ちたりければ、 上人いみじく感じて、 「あなめでたや。この獅子の立ちやう、いとめづらし。ふかきゆえあらむ」と涙ぐみて、 「いかに殿ばら、殊勝の事は御覧じとがめずや。無下なり」と言へば、おのおの怪しみて、 「まことに他にことなりけり。都のつとに語らん」など言ふに、上人なほゆかしがりて、おとなしく物知りぬべき顔したる神官を呼びて、 「この御社の獅子の立てられやう、さだめてならひあることにはべらむ。ちとうけたまはらばや」と言はれければ、 「そのことにさうらう。ふ。さがなきわらべどものつかまつりける、奇怪にさうらふことなり」とて、さしよりて、すえなほして去にければ、上人の感涙いたづらになりにけり。
  掻餅かいもちひ…ぼたもち。
  そむきて…背中を向けて。
  つと…みやげ。
  うけたまはらばや…聞きたい。
  さがなきわらべども…やんちゃな子どもたち。
  すえなおして…置き直して。
(兼行法師 「徒然草」 236段 )

1.下線の言葉の意味を書いてみましょう。
(1) めでたく
(2) めさせむ
(3) ゆゆしく
(4) いみじく
(5) いと
(6) ゆかしがりて
(7) さだめて
(8) いたづらに

2.この話の落ちは何でしょうか。
(1) 狛犬の置き方が由緒ある方法だと分ったこと。
(2) 上人は風情をよく理解し、涙もろい人だったこと。
(3) 子どもたちのいたずらを、深い理由があると上人が勘違いしたこと。

答え












答え
1.
(1) りっぱに
(2) 食べさせよう
(3) おそれ多く
(4) たいそう
(5) たいへん、非常に
(6) 知りたがって (聞きたがって)
(7) きっと
(8) むだに

2. (3)


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