中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 一生懸命を作文3 | 最新へ | 「形容詞+です」を直す2 >>

熟語を使った文章50

 つぎの文章には四字熟語が使われています。下線部にあてはまる言葉は語群のどれでしょうか。

1. (安易に離婚したことの)後悔ばかりで先に進めません。これでは(今の)夫にも子どもにも申し訳ない。______な相談ですが、ご助言をいただけると幸いです。

2. 長大で複雑な条文が多い新法には、法律家でも、一読では意味をつかみかねるものが少なくない。
 ______であっても、国民が読んで分らない法律は、「よらしむべし、知らしむべからず」の道具と化してしまう。

3. 大分市内の小学校長は「(採用が取り消されるかもと)______の先生たちは、何と言って子どもたちに(謝罪文を)渡せばいいのか。配慮が欲しかった」と話した。

4. 世界中の研究者が集まって作った(気候変動に関する)第4次評価報告書といっても、______ではない。我々にできることは限られているが、無批判には信じないという心構えが必要である。

〔語群〕
 正確無比
 疑心暗鬼
 完全無欠
 支離滅裂

答 え










答え

1. 支離滅裂 (筋道がなく、ばらばらで、まとまりがないこと)
2. 正確無比 (正確で比べるものがないこと)
 由らしむべし知らしむべからず: 従わせればよいので、理由を知らせなくてもよい。
3. 疑心暗鬼 (疑い始めると、何でもないことまでも疑わしくなること)
4. 完全無欠 (完全で欠点がないこと)


参考文献
〔1〕読売新聞 2008年8月8日朝刊 人生案内「安易に離婚して虚しい」
〔2〕同紙 10月1日朝刊 論点「民法改正 『読めばわかる』法律に」
〔3〕同紙 8月7日朝刊 「県教育長、生徒に謝罪」
〔4〕同紙 8月4日夕刊 コンパス「温暖化論 批判の目で読み解け」
(表記の一部を変更しています)


- | 中学からの作文・論文 ホーム | comments(0) | - | permalink

この記事に対するコメント

コメントする






中学からの作文・論文 プロセス
関連学習 コメント メルマガ