中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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情景が伝わる文章

 次の文章は、母親の化粧について書かれています。

 子供のころ、母は「化粧など嫌い」と素顔で通していた。ただ、毎朝よく洗顔して、きちんと髪を結び、ほつれ毛もなかった。ある時、父の代わりに結婚式の披露宴に出席することになって、家に髪結いさんを呼び、丸まげに結い上げて薄化粧をしていた。色白の細面に切れ長の目、口紅をさした母の化身に私はうっとり。薄紫の小紋に丸帯も美しかった。これが毎日、薄暗い台所で飯炊きや水仕事になりふり構わず働いていた母とは信じられない。秋雨の中、人力車に乗って行った母が、それきり帰って来ないのではないかと心配になったほど。美人画から抜け出したような姿だったが、婚礼から帰って化粧を落として丸まげを解き、素顔に返った母がせっせと働く姿は普段通りでひと安心。そんな母も今はもう、鬼籍の人になってしまった。
(読売新聞 2008年10月7日朝刊 気流「母の化身にうっとり 横山かなこさん(76)」)


 情景がよく伝わってきます。理由を考えてみましょう。

 変化・色彩・姿形などが的確に表現されていることが分ります。
|擦じ豢腓琶譴伴分の変化が示されています。
  母: 素顔→薄化粧→化身→素顔
  私: うっとり→信じられない→心配になった→ひと安心
⊃Ш未鬟ぅ瓠璽犬気擦泙后
  結い上げた髪
  色白の細面
  口紅
  薄紫の小紋
  秋雨
I措未簇耜箸砲茲辰道儼舛鯢修靴討い泙后
  丸まげに結い上げ
  色白の細面に切れ長の目
  美人画から抜け出したような姿
ぢ佝罎醗甜┐あります。
 子供←→母親
 普段の姿(近い・安心)←→化身(遠い・不安)
 帰って来ないのではないか …→ 鬼籍の人


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