中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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悩みの因果関係

 「一つめ、二つめ」と書かれた「私の悩み」を、因果関係でとらえてみましょう。文章構成はどのように変わるでしょうか。

 私の悩みは二つあります。まず一つめは、友人がいないことです。これまで、友人をつくろうと、サークルに入ったり、習い事の教室に通ったりもしてきたのですが、結局うまくいきませんでした。
 二つめは、プライドが高いこと。会社の同期の人たちに、友人がいないことを知られたくありません。そのために、「休日は、友達と出かけた」などと、うそをついてしまうのです。後で自己嫌悪を感じてしまいます。
(読売新聞 2008年9月12日朝刊 「人生案内」から一部を抜粋)

 投稿者は、二つの原因を「私の悩み」と考えています。悩みは友人がいないことと、プライドが高いことで、その結果、「休日は、友達と出かけた」などと、うそをついてしまい、自己嫌悪を感じています。

  悩みの因果関係1

 本当の悩みは、結果として自己嫌悪に陥ることではないでしょうか。また、「プライドが高い」と「友人ができない」は独立した要因ではなく、「プライドが高い→友人ができない」という因果関係がありそうです。プライドが高く虚勢を張る人は見抜かれることが多いからです。

  悩みの因果関係2

 「プライドが高い」を根本の原因として、文章を書き換えてみます。

 私は、自己嫌悪に陥ることがあります。原因はプライドが高いからです。そのため友人ができません。これまで、友人をつくろうとサークルに入ったり、習い事の教室に通ったりもしてきたのですが、結局うまくいきませんでした。
 私は虚勢を張り、うそをついてしまいます。会社の同期の人たちに、友人がいないことを知られたくありません。そこで、「休日は、友達と出かけた」などと言ってしまい、後で自分が嫌になってしまうのです。

 「一つめ、二つめ」と並べあげる場合は、独立した二つの要因に向いています。一方、要因に因果関係がある場合は、原因→結果が分るように書きましょう。


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