中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉12

 次の文章を読んで、問いに答えてみましょう。

 関取谷風梶之助、小角力(こずまふ)を供につれ、日本橋本船町を通りける時、鰹(かつお)をかはんとしけるに、価(あたい)いと高かかりければ、供の者にいひつけて、「まけよ」といはせて、行き過ぎしを、魚売る男(おのこ)よびとどめて、「関取のまけるといふはいむべき事なり」といひければ、谷風立ちかへり、「かへかへ」といひてかはせたるも、をかしかりき。これは谷風のまくるにあらず。魚売る男の方をまけさする事なれば、さのみいむべき事にはあらざるを、「かへかへ」といひしは、ちとせきこみしと見えたり。これは予(よ)が若かりし時、まのあたり見たる事なりき。

 小角力 … 相撲取りの新弟子。
 いむべきことなり … 避けなければならないことである。
 さのみ … それほど。
 ちとせきこみし … 少しばかり早とちりをした。
 予 … 私。
 
( 大田南畝「仮名世説」 高知県高 入試問題文より)

 「仮名世説(かな せせつ)」は、江戸時代の文人・大田南畝(なんぼ)によって書かれた随筆です。

1. 下線の言葉の意味を書いてみましょう。
(1) いと
(2) をかしかりき
(3) 谷風のまくる

2. 文中にある「まける」の意味を2つ書いてください。

3. 谷風は何を早とちりしましたか。

4. 作者が「おかしかりき」と思ったのはなぜでしょうか。

答 え












答 え

1.
(1) たいへん
(2) こっけいである
(3) 谷風が負ける

2.
 値段を負ける
 相撲で負ける

3.
 値段を負けることは、相撲で負けることに通じるので、避けなければならないと思ったこと。

4.
 値段を負けるのは谷風ではなく、魚を売る男の方だったので。


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