中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉14

 次の文章を読んで、問いに答えてみましょう。

 昔、物の怪(け)わづらひしところに、物の怪わたし候ふ程に、物の怪、物付につきて言ふやう、「おのれは、たたりの物の怪にても侍らず。うかれて、まかり通りつる狐なり。塚屋(つかや)に子どもなど侍るが、物を欲しがりつれば、かやうの所には、食い物、散ろぼうものぞかしとて、まうで来つるなり。しとぎばし食べてまかりなん」と言へば、しとぎをせさせて、一折敷(ひとをしき)とらせたれば、少し食ひて、「あな、むまや、むまや」と言ふ。(その場にいた人たちは)「この女の、しとぎ欲しかりければ、虚物(そらもの)つきてかく言ふ」とにくみあへり

物の怪 … 妖怪。ここでは狐(きつね)。
物の怪わたし候ふ程に … 祈りをあげて(女に)狐を乗り移らせましたところ。
物付 … 物の怪を退治するために、物の怪を一時的に乗り移らせる対象(ここでは女)。
塚屋 … 墓地にある小屋。
しとぎばし食べて … お供えの餅(もち)でも食べて。
折敷 … 食器をのせる角盆。

虚物つきて … ここでは狐がついたふりをして。  
( 「宇治拾遺物語」 神奈川県柏陽高校 入試問題文より)

 「宇治拾遺物語」は鎌倉時代の説話集です。編者はまだ分かっていません。

 冒頭は、次のような意味です。
 物の怪を患(わずら)っている人のところで、祈りをあげて物の怪を(その人から女に)乗り移らせましたところ、その女にとりついて言うには「私は祟りをする物の怪ではありません、歩き回って通りかかった狐です。… 」
 
問題 太線の言葉の意味を書いてみましょう。
(1) 侍る
(2) まかりなん
(3) あな、むまや
(4) かく言ふ
(5) にくみあへり

答 え












答 え

(1) おります います
(2) 退出しましょう 立ち去りましょう
(3) ああ、うまいなあ
(4) このように言う
(5) 非難し合った 悪口を言い合った


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