中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉16

 次の古文を読んで、問いに答えてみましょう。

 ある浪人いはく、備前岡山にありしとき、山家(やまが)へ行きて遊ぶ。そこなる人の語りしは、殺生のために、あるとき太山(みやま)へわけ入りしに、年のほど二十ばかりの女房、まみ雅(みやび)やかにして世にたぐふべきもなし。色めづらしき小袖に、黒髪の(注)尋常(よのつね) (注)にほやかなるありさま、またあるべき人とも見えず。かかる(注)たづきも知らぬ山中に、おぼつかなくも思ひければ、鉄砲取りなほし、真正中(まっただなか)を撃つに、右の手にこれを取り、(注)深見草(ふかみぐさ)のくちびるに、にことゑめるありさま、なほすさまじくぞ有りける。さて二つ玉にて薬こみ、手前はやく放つに、これも左の手につい取りて、さらぬていに笑ふ。このときに、「はや手はつくしぬ。いかがあらん」と恐ろしく、急ぎて帰るに、追いかけもせず帰りしなり。そののち、年たける人に語りしに、「それは山姫」というものならん。気にいれば宝などくるるといひふれり」と語る。よしや宝はもらはずもあらなん。

 尋常(よのつね)に … 上品に、しとやかに。
 にほやかなる … あでやかで美しい。
 たづき … 生活の手段。
 深見草 … ボタンの別名。ここでは、赤い色を表している。 
(『御伽物語』 青山学院高等部入試問題文より 表記を一部変更)

 おとぎ話は、「一寸法師」や「桃太郎」のように子供に聞かせる昔話や伝説です。山姫は、遠野物語では黒髪の山女として書かれています。

問題 下線の言葉の意味を書いてみましょう。
(1) たぐふべきもなし
(2) おぼつかなく
(3) にことゑめる
(4) さらぬていに
(5) いかがあらん
(6) 年たける
(7) よしや

答 え












答 え
(1) 比べる人がいない  ((たぐい)ない、比類ない)
(2) 疑わしく
(3) にっこりと笑う  (ほほむ)
(4) 何事もなかったかのように
(5) どうしよう
(6) 長老  (年ける人)
(7) たとえ


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