古文の言葉18
次の古文を読んで、問いに答えてみましょう。
仁和寺の僧が、岩清水八幡宮を参拝したと勘違いする話です。
問題 下線の言葉の意味を書いてみましょう。
(1) かばかりと心得て
(2) 年ごろ思ひつること
(3) そも
(4) ありけむ
(5) ゆかしかりしかど
答 え
答 え
(1) これだけだと理解して(思って)
(2) 長年思っていたこと
(3) それにしても
(4) あったのだろうか
(5) 知りたかったけれど (ゆかし: 見たい・知りたい・聞きたい)
「行きたかったけれど」の解釈もあり。
仁和寺(にんなじ)にある法師、年寄るまで、(注)石清水を拝まざりければ、(注)心憂(う)く覚えて、ある時思ひ立ちて、ただひとり、徒歩(かち)より詣(まう)でけり。(注)極楽寺・高良(かうら)などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。 さて、(注)かたへの人にあひて、「年ごろ思ひつること、果し侍(はべ)りぬ。聞きしにも過ぎて、尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけむ、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意(ほい)なれと思ひて、山までは見ず」とぞ言ひける。 少しのことにも、(注)先達(せんだち)は(注)あらまほしき事なり。 ![]() 石清水(八幡宮) … 京都府八幡市 男山山上(120m)にある神社〔写真〕。 心憂(う)く覚えて … 残念に思って。 極楽寺・高良 … 男山のふもとにある寺と神社。 かたへの人… 仲間の僧。 先達 … 案内人、指導者。 あらまほしき事なり … ほしいものである。 |
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(吉田兼好 「徒然草」 より) |
仁和寺の僧が、岩清水八幡宮を参拝したと勘違いする話です。
問題 下線の言葉の意味を書いてみましょう。
(1) かばかりと心得て
(2) 年ごろ思ひつること
(3) そも
(4) ありけむ
(5) ゆかしかりしかど
答 え
答 え
(1) これだけだと理解して(思って)
(2) 長年思っていたこと
(3) それにしても
(4) あったのだろうか
(5) 知りたかったけれど (ゆかし: 見たい・知りたい・聞きたい)
「行きたかったけれど」の解釈もあり。
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