中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉21

 次の古文を読んで、問いに答えてみましょう。

 大納言藤原兼家(かねいえ)、六月のある夜の夢に、合坂(あふさか)の関を過ぐるに、雪降り、ことごとく白しと見たまふ。あしき夢なりと思(おぼ)して、夢解き召したまふに、夢解き申していはく、この御夢は極めてよきそうなり。人必ず白馬をたてまつるべし。ゆめゆめ恐るべからず」と。夢解き褒美(ほうび)にあづかるなり。大江匡衡(まさひら)参るに、このよし御物語あり。匡衡大いに驚きて、「褒美を召し返すべし。合坂の関は関白の関の字なり。【   】は白なり。必ず関白に至りたまふべし」と。兼家大いに感じたまふ。その明年に関白の宣旨(せんじ)を受けたまふなり。

 夢解き・・・夢占い師。
 合坂(あふさか)の関・・・関所名。
 よきそう・・・よいしるし。
 このよし御物語あり・・・この事情を(兼家が)お話しになった。
 関白の宣旨(せんじ)・・・関白の任命書。
(「江談抄」 福井県高校入試問題文より 表記を一部変更)

 江談抄(ごうだんしょう)は平安後期の説話集です。この話には、兼家(かねいえ)、夢解き、匡衡(まさひら)が登場します。兼家の夢を夢解きが解釈し、夢解きの話を参上した匡衡にすると、匡衡は別の解釈をします。

問題1 太字の言葉の意味を書いてみましょう。
(1) 召したまふに
(2) ゆめゆめ恐るべからず
(3) 召し返すべし
(4) 感じたまふ

問題2 【   】の部分に入る言葉を文中から抜き出してみましょう。

問題3 兼家・夢解き・匡衡の各人は、兼家の夢をどのように解釈したでしょうか。

答 え












答 え
1.
(1) お呼び寄せになると。 (召す: お呼び寄せになる)
(2) けっして恐れてはいけない。
(3) 取り返すのがよい。 (召す: お取り寄せになる)
(4) 感心なさった。

2. 雪

3.
兼家: 雪の白は不吉だ。
夢解き: 雪の白は極めてよいしるしだ。人が白馬を献上するだろう。
匡衡: 合坂の関は関白の関の字で、雪は白い。必ず関白になるだろう。


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