中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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小論文の定義(就職試験)

 就職試験における小論文のとらえ方を、関係する5冊の本で調べました。

 その結果、就職試験では小論文と作文は大差がなく〔1〕〜〔4〕、「論作文」と表す場合もありました〔5〕。

 小論文・作文の目的は、人柄・見識・考え方の確認〔2〕、論理力・発想力・創造力の確認〔3〕、考え・理由の筋道の確認〔4〕、説得力・人間性の確認〔5〕となっています。

 書く字数は800字前後です。600〜800字〔1〕、800字〜1200字〔3〕。

 小論文と作文の小差は、表現が「よそゆき」か「ふだんぎ」となっています〔4〕。また、「作文では個人の体験や感情を中心」に置いています〔2〕。

 就職試験の小論文・作文では、個人の体験をもとに書くことが大切といわれています〔4〕。すると、論理性だけではなく人間性も表現されやすいので、小論文・作文の差は少ないといえます。

参考文献
〔1〕 現代小論文研究会編: 小論文800字攻略法、土屋書店
 「小論文や作文は、あるテーマについて筋道をたて、自分の意見や感想を述べた文であり、 (略) 600字から800字くらいのものが一般的とされている」 p24
 「入社試験での小論文・作文は、同じ概念のものと考えてよい。この場合の作文というものは、学校での教育で使われている作文の意味とは異なり、小論文と同程度、同内容のものと理解してよい。たとえば、音楽鑑賞をさせ「この作品について論ぜよ」という印象を書かせる問題であっても、印象的に書くのではなく、小論文として理論性を持たなければいけない」
p25

〔2〕 大隈秀夫: 就職活動 小論文・作文の書き方、ナツメ社
 「小論文に求められているのは、筆者の人柄や見識、ものの考え方などである。 (略) 作文をちょっと硬くした文章のほうが読みやすいし、よい点をもらえる」 p80
 「入社試験などで課される小論文と作文とはそんなに差がない。 (略) 小論文が理論性や客観性に重きを置くのに対して、作文では個人の体験や感情を中心に据えて随想ふうに書くことくらいだろうか」 p83

〔3〕 就職作文研究会編: 作文・論文の書き方、池田書店
 「作文・論文は何度も読み返せて、筆者の論理的思考力やユニークな発想力、創造力などをていねいに確かめられる」(まえがき)
 「就職作文・小論文はふつう800字〜1200字である」 p12

〔4〕 小池澄男: Dr.コイケの論文・作文セミナー、三修社
 「『なに』を『どう』書けば『論文・作文』の試験に合格するのだろうか。答えは明白である。出題された『タイトル』に沿って『自分の考え』と『その理由』を、筋道を立てて書けば合格の基本的条件は満たされる」 p2
 「『自己の体験』『社会現象』を素材にして具体的に書く」 p18
 「(論文は)『フォーマル・よそゆき』の『表現・文章』になっている。 (略) (作文は)『カジュアル・ふだんぎ』の『表現・文章』になっている」 p21

〔5〕 高田 城: 絶対内定 「書く力」 修得術、二期出版
 「就職試験で論作文を書かせる会社がマスコミだけでなく一般企業でも増えてきた。 (略) 文章で相手の感情を動かすことのできる表現能力が最も要求されてくる。そこで、企業はその人物の本質的なプレゼンテーション能力、 (略) 人間性を論作文でみようとしているわけだ」 p2



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