中学からの作文・論文

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ジレンマによる解説

 つぎのニュース解説には、ジレンマ(両刀論法)が使われています〔1〕。相反する二つの前提の板ばさみになっていることは何でしょう。

  外交の選択
 対話か圧力か――。
 米大統領選の候補者討論会で、共和党ジョン・マケイン、民主党バラク・オバマ両上院議員の考え方の違いが明確に表れたのが、北の国などの「ならずもの国家」との交渉に対する姿勢だった。とりわけ、敵対する国家の指導者とも「前提条件なしに会う」というオバマ氏の発言をめぐっては激しい論争となった。
 マケイン氏が「ナイーブなだけでは危ない」と批判したのに対して、オバマ氏は「対話をせずに相手を懲らしめるという考え方は、うまくいかなかった」と反論した。
(中略)
 対話を拒否すれば強硬手段を阻止できず、対話に応じれば何らかの見返りを与え、問題点をあいまいにする妥協が求められる。次期政権にとって、いづれの道を選んでも、一筋縄ではいかないのが北の国外交だ。

 解説は、対話と圧力のどちらも一筋縄ではいかないと帰結しています。ここでのジレンマは、(AかB)で(A→C)で(B→C)→C の形になっています。C は、好ましくない状態です。

 オバマ氏の考え方(対話):
 対話をせずに相手を懲らしめるという考え方は、うまくいかなかった。だから、敵対する国家の指導者とも「前提条件なしに会う」。

 マケイン氏の考え方(圧力):
 「ナイーブなだけでは危ない」。

 対話か圧力か?
  対話の場合: 何らかの見返りを与え、問題点をあいまい
            にする妥協が求められる。
  圧力の場合: 対話を拒否すれば強硬手段を阻止できない。
  どちらにしても一筋縄ではいかない。

  ジレンマ 対話か圧力

参考文献
〔1〕読売新聞 2008年9月30日朝刊 「外交の選択2 対話か圧力か」 (表記の一部を変更しています)


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