中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
<< September 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 文中の漢字51 | 最新へ | 一生懸命を作文8 >>

古文の言葉27

 次の古文を読んで、問いに答えてみましょう。

 信長公、常に民の飢寒を憐(あは)れみ思(おぼ)し召す(同情なさる)ゆえに、みだりに財用(金銭と資材)を費やすさずただ民間を賑(にぎ)はかさんと欲したまふゆえ、「炭薪の費え(出費)一年の分、何ほどにか」とその奉行に、問ひたまへば、「千石有余なり(千石をこえるほどの額です)」と答へたてまつる。いかがは思し召しけん、「奉行をかへよ」と村井(信長の家臣)に仰せ付けられしに、「誰彼(あの人この人)」と指図(名指し)申しさふらへども、用ゐたまはず。藤吉郎(のちの秀吉)を召して、今日より炭薪の入り用(必要な経費)汝沙汰し(おまえが処理し)よきに計らひ、一両年裁許致し見るべき(この1年か2年のことの是非を判断し)旨(内容)、仰せ付けられしかば、翌日より自ら火を焚(た)き、多くの囲炉を穿鑿し(囲炉裏をあれこれ調べ)、一か月の分を勘弁(考慮)し、一年の分を勘(かんが)へ見るに、右の三分一(さんぶいち)にも及ばざるほどなれば、近年千石ばかりは無左としたる(何もしなかったことによる)費え、益もなきことなりとて、秀吉千悔し(とても後悔し)、翌年正月廿日(20日)、炭薪の費え、往年(先年)の勘弁、かくのごときの旨、御そば近く寄りて申し上げしかば、御気色(みけしき)も且(か)つ宜(よろ)しく見えにけり。 (略)
(「太閤記」 神奈川県立平塚江南高校入試問題文より 表記一部変更)

 太閤記(たいこうき)は豊臣秀吉の伝記です。江戸時代に、小瀬甫庵(おぜほあん)によって書かれました。この話では、織田信長の命を受けた秀吉が、1年分の燃料費を見積もります。

 次の言葉の意味は、語群のどれでしょうか。
1 賑はかさん
2 用ゐたまはず
3 仰せ付けられしかば
4 御気色

〔語群〕
ア 意見を採用なさらない
イ ご機嫌
ウ 富み栄えるようにしよう
エ お命じになられたので

答 え












答 え
1 ウ 富み栄えるようにしよう
2 ア 意見を採用なさらない
3 エ お命じになられたので (おほす: 命令する)
4 イ ご機嫌


- | 中学からの作文・論文 ホーム | comments(0) | - | permalink

この記事に対するコメント

コメントする









中学からの作文・論文 プロセス
関連学習  コメント  メルマガ