中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉28

 次の古文を読んで、問いに答えてみましょう。

 (端隆はしのたかしという教養人)ある時、芳野の花見に行きしに、蔵王堂の辺にて、年のころ十三、四なる賎の女(しづのめ:卑しい身分の女の子)ふたり打ち連れつつ、竹にて編みたる目籠(めかご:目の粗いかご)と云ふ物と、鳥の姿に造りたる物を、あまた持ち来て売るに行き逢ひたり。都の苞(つと:みやげ)にせんと呼び留めて、かの鳥を二つ三つ買ひけり。「目籠をも買はん」と云えば、先へ行きたる者(女の子)を呼び帰し、「我は鳥を参らせぬ(売ってさしあげた)。目籠はそこより(あなたから)参らせよ」と云ひたりしを聞きて、いとやさしき心ばへかな。都の人はひたすら勢ひある方に付きて身の栄えを望み、兄弟一門をも越えて、おのれ独り世にあらん(出世しよう)とのみするが、かかる田舎の幼き賎の女には遥かに劣れりとて、涙を流しける。
(「落栗物語」 静岡県高校入試問題文より 表記一部変更)

 落栗物語(おちぐりものがたり)は、江戸時代に松井成教によって書かれたと言われています。この話の中心となる人と物は、端隆、女の子2人、目籠と鳥の姿をした物です。

A 次の言葉の意味は、語群のどれでしょうか。
1 あまた
2 買はん
3 心ばへ
4 かかる

〔語群〕
ア 気だて
イ このような
ウ たくさん
エ 買おう

B 端隆が「いとやさしき心ばへかな」と思ったのはなぜでしょう。

答 え












答 え

1 ウ たくさん (数多あまた
2 エ 買おう
3 ア 気だて
4 イ このような


 他人への思いやりに感心したので。

 鳥の姿の物を買った女の子から、端隆が目籠も買おうとすると、自分は売らないでもう一人の女の子に譲ったので。


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