中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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古文の言葉31

 次の古文を読んで、問いに答えてみましょう。

 今は昔、この四五年ばかりのほどのことなるべし。人のもとに宮任へしてある生侍(年の若い侍)ありけり。することのなきままに、清水に人真似して、千度詣で二度ぞしたりける。
 その後いくばくもなくて、主のもとにありける同じやうなる侍と、双六(サイコロを使った賭け)を打ちあひにけり。多く負けて、渡すべき物なかりけるを、いたく責めければ、思ひわびて、「我が持ちたる物なし。ただ今貯へたる物とては、清水に二千度参りたることのみなんある。それを渡さん」と言ひければ、かたわらにて聞く人々は、「うち謀るなり」と、をこに思ひて笑ひける (後略)
(「古本説話集」 國學院高入試問題文より 表記一部変更)

 登場人物は賭けに負けた生侍と勝った侍です。生侍は、二千度参りしたことを勝った侍に渡そうとします。
 この後、二千度参りの証明書を渡した生侍は、思いがけないことで投獄されます。一方、証明書を受け取った侍は、裕福な妻をめとり、出世して楽しく暮らしたということです。

問題1 次の言葉の意味は、語群のどれでしょうか。
1 なるべし
2 いくばくもなくて
3 いたく
4 思ひわびて
5 をこ

〔語群〕
ア ひどく
イ ばかげたこと
ウ まもなくして
エ であろう
オ 思い悩んで

問題2
 「古本説話集」と同じジャンル(種類)のものを、二つ選んでください。
ア 枕草子  イ 徒然草  ウ 方丈記  エ 源平盛衰記
オ 宇治拾遺物語  カ 源氏物語  キ 発心集

答 え












答 え
問題1
1 エ なるべし (であろう)
2 ウ いくばくもなくて (まもなくして)
3 ア いたく (甚いたく: ひどく、甚はなはだしく)
4 オ 思ひわびて (思い悩んで)
5 イ をこ (ばかげたこと) 【類】 痴をこがましい: ばからしい

問題2
オ 宇治拾遺物語  (ほかの話: 開成高 柏陽高
キ 発心集  (ほかの話: 青山学院高等部


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