中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
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読書感想文の構成例

 構成をつくり作文しましょう。原稿用紙に書く前に、組み立てを確認できるからです。これから読書感想文の構成例を示します。

 初めの段落で、思ったことや考えたことを述べます。次に、どのような場面・内容でそのように考えたかを示します。そして、なぜそのように思ったり考えたりしたか理由を述べます。終わりの段落で、思ったことや考えを別の表現でまとめます。最後に題名をつけます。

構成例:
題名
1.思ったこと・考えたこと
2.思ったり考えたりした本の場面・内容
 読んだ『本の名前』(著者名、出版社名)
 登場人物、考え、行動
3.疑問を投げかける(なぜだろう)
 もし自分ならこうする、こう考える
 〜の理由をあげることができる
  自分の体験
  社会での一般的な考えや行動
4.思ったこと・考えたことの別表現

 構成例をもとにした感想文の例を示します。

読書感想文の例:

 名前の由来

 かぐや姫は、「かごや姫」ではないだろうか。
 竹を取るお爺さんと、竹細工をするお婆さんが暮らしていた。お爺さんは光る竹の中に、美しい女の子を見つける。老夫婦は神主に頼み、成長した娘に「かぐや姫」という名前をつけてもらった。

 「これは驚いた。なんとかわいい女の子じゃ。・・・」 (略)
 娘は成長とともに、輝くように美しくなりました。 (略)
 「かわいい娘と大金を授けてくださりありがとうございます」
 お爺さんとお婆さんは神さまに感謝しました。そして、神主さんに頼んで、娘にかぐや姫という名前をつけてもらいました。
 「かぐや姫! よい名前じゃ」
(平田昭吾『かぐやひめ』 ブティック社 一部を漢字表記)

 なぜ神主は、かぐや姫という名前にしたのだろう。香るように心引かれる美しさ「かぐわしい」からだろうか。子どもの頃の名前は書かれていない。成長してから命名するのは順序が逆である。
 東北地方の民話では、お爺さんとお婆さんの仕事である「かご屋」をもとに「かごや姫」と名づけている。

 「あれや、めんこい女わらしじゃ。おらたに子がねえさけ、神さんの授かり子かもしんね。んだらばはえく名をつけなんねべ」
 「ほだとも、おらたはかご作るかご屋だもの、かごや姫、とでもつけるがええべ」
 「かごや姫、かごや姫、めんこい名だ」
(瀬川拓男ほか『日本の民話 ⊆然の精霊』 竹の精のかごや姫 角川文庫)

 竹林で見つけためんこい(かわいい)女の子を、老夫婦は「かごや姫」と名づけた。成長した美しい娘を、神主が「かぐや姫」と名づけるよりも自然である。「かごや」と「かぐや」の語感は似ている。かぐや姫は、かご屋に由来すると考えることができる。



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