中学からの作文・論文

作文・論文を書くための本質化・論理構成・文章表現。
(基礎知識: ことわざ・慣用句、三字・四字熟語、古文、漢字)
<< September 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 古文の言葉42 | 最新へ | 熟語を使った文章88 >>

人助けで恩返し

 新聞の投書欄に中学生の作文が載っていました。登校できるようになったことが書かれています。

 私は5年生の時、登校できなくなったことがありました。その時、周りの人や友達から何度も手紙をもらうなどして励ましてもらいました。そのおかげで、6年生から登校できるようになりました。 (略)
 この経験から、今度は私が困っている人を助ける番だと思うようになりました。たくさんの人に助けてもらったことを忘れず、感謝される人間になりたいと思います。
(読売新聞 2009年10月12日朝刊 気流「人助けで恩返し 中学生 13」 表記一部変更)

 この作文には、返報性の原理にもとづく行動の手本が述べられています。

 返報性とは、「温かくされると温かくする」「優しくされると優しくする」ような性質をいいます。「あったか言葉」も同じ原理によります。

 励ましを受けた中学生は、今度は自分が困っている人を助ける番だと思い、感謝される人間になりたい、と述べています。これは、次の「倫理のことば」にある「困っている人を助けよ」「感謝されるように行動せよ」と同じです。

 倫理のことば
自分に対する義務 他人に対する義務 未来の世代に
対する義務



自分に危害を加えるな
規則を守れ
他人に危害を加えるな
偽りの約束・契約をするな
社会的不平等を是正せよ
生命・自由・財産を侵すな
幸福の総和を最大にせよ
種・環境・資源を
未来に継承せよ



愚行をするな
自己の向上に努めよ
あいさつをせよ
他人に迷惑をかけるな

感謝されるように行動せよ
 困っている人を助けよ
 他人の幸福に配慮せよ
 社会に貢献せよ
弱い命令: できるだけ〜するな  できるだけ〜せよ
(2009年2月26日 改定3)

 体験をとおして行動の手本に気がついた、立派な中学生に感心しました。


- | 中学からの作文・論文 ホーム | comments(0) | - | permalink

この記事に対するコメント

コメントする









中学からの作文・論文 プロセス
関連学習  コメント  メルマガ